
15歳,女児。額,頰にニキビが生じ,毛穴も目立つようになったため受診した(図1)。これまでに皮膚科でニキビ治療を受けたことはない。
本症例において,まず行うべき治療は以下のうちどれか。
①デュアックⓇ配合ゲル
②ディフェリンⓇゲル0.1%
③アクアチムⓇクリーム1%
④べピオⓇウォッシュゲル5%
尋常性ざ瘡の概要
尋常性ざ瘡は脂腺性毛包を主座とする慢性炎症性皮膚疾患であり,面皰(コメド),紅色丘疹,膿疱を特徴とする。多くの症例で,軽快後に炎症後紅斑(post inflammatory erythema:PIE),炎症後色素沈着(post inflammatory hyperpigmentation:PIH),炎症後丘疹(post inflammatory papule:PIP),萎縮性瘢痕,肥厚性瘢痕を生じることがある(図2)1)2)。ざ瘡が初めてできる部位として最も多いのは,額である。そのほか,頰,顎,背,胸,首の順に生じやすい。小学生は額(Tゾーン)にできやすく,年齢が上がるに従い,頰から顎(Uゾーン)に増える。

