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波形の“採寸”(基本計測)【後編】/Basic measurements[Dr.ヒロの学び直し!心電図塾(第103回)]

登録日: 2026.07.17 最終更新日: 2026.07.17

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皆さん,ご機嫌いかがですか。前回に引き続き,心電図における波形の基本的な計測について扱います。「超・基本」ですが,100回を超えても,やはり心電図ではキホンが大切なんです。前回は基礎的なルールから話をはじめて,PR(PQ)間隔までを解説しました。今回は,QRS波に話を移したいと思います。

▶Q波に関する計測

QRS波と言いますと,何を表すのでしたか? そう,心室の興奮収縮ですよね。なんとなく1つの波ととらえがちですが,英語ではQRS complexと言い,“complex”とは「複合体」という意味ですよね。ですから,QRS波を「Q波」「R波」,そして「S波」という3つに分解して説明したいと思います。

まずは,Q波についてです。実は,『Dr.ヒロの学び直し!心電図塾』ではいまだ取り上げていないテーマなんです。1番はじめのR波よりも先に「陰性波」がある場合に「Q波」と呼ぶ,というのが定義です。なんだか回りくどい言い方に感じるのはボクだけでしょうか…。もう少し簡便に言います。QRS波のはじまりが陰性波なら「Q波」,これでどうですか?正常な心電図でも,「Q波」は認められますが*1,ここでは“異常”な場合を考えます。

「異常Q波」と見なすための条件はいくつかありますが,代表的なものは次の2つです。

・幅:≧30ms(0.03秒)…(1)
・深さ:≧1mm(0.1mV)…(2)

そう。つまり,「Q波は幅と深さを測る」,これです。

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