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プライマリ・ケアにおける血小板異常診療の心得[〈from総合医育成プログラム〉プライマリ・ケアで役立つクリニカルパール(31)]

登録日: 2026.07.09 最終更新日: 2026.07.09

宮崎 仁 (宮崎医院院長)

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血液編⑤ 日本プライマリ・ケア連合学会監修

本連載では,日本プライマリ・ケア連合学会/全日本病院協会が実施している「総合医育成プログラム」の中から,選りすぐりのクリニカルパールを紹介します。現場のニーズを熟知しているエキスパートが,プライマリ・ケア医にとって「まさにそこが知りたかった!」というポイントをわかりやすく解説します。

今回のクリニカルパール 血小板増加症の診断では,反応性(二次性)のものであるか,本態性血小板血症(ET)などのクローナルな血液腫瘍であるかを鑑別する。
1回の採血結果のみで血小板増加症と決めつけないで,間隔をおいて採血し,血小板数の推移を診る。持続性の血小板数増加が認められ,反応性(二次性)血小板増加症の原因疾患が見つからない場合は,専門医療機関へ紹介する。
血小板数のみが減少しており,それに見合う出血傾向がない場合には,偽性血小板減少症(PTP)を疑う。PTPを除外し,見逃されている基礎疾患,妊娠,薬剤性血小板減少症ではないと判断できる場合,免疫性血小板減少症(ITP)の可能性を考える。

血小板数の増加を診たら

血小板増加症の診断では,反応性(二次性)のものであるか,本態性血小板血症(essential thrombocythemia:ET)をはじめとするクローナルな血液疾患(骨髄増殖性腫瘍)であるかを鑑別することが必要です。実際の鑑別は,専門医療機関で行うことになります。

血小板数増加と判定するカットオフ値は45万/μL以上ですが,1回の採血結果のみで「血小板増加症」と決めつけないで,間隔をおいて再度採血することが重要です。

血小板増加症をきたす主な原因を表1に示します。両者の頻度は,反応性(二次性)70~80%,クローナルな血液疾患20%程度とする報告が多いです。

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