
皆さん,こんにちは。今回から扱うテーマは「心電図波形の計測」です。100回を超えても,あえて“超・基本”に立ち返ることにします(笑)。
多くの方が「えっ,今さら? (心電図用紙の上のほうにある)自動計測値に全部書いてあるじゃん」と思うかもしれません。最近の心電計は優秀ですから,それが間違っているとは言いません。ただ,自動解析&診断の“奴隷”というのも悲しくないですか*1?
もちろん,毎回すべてを定規やディバイダーで計測するわけではありません。心電図波形の幅や高さ,深さなど,どの部分に注目すべきかを知りましょう。そして,正常値から外れていたら何を意味するのか,についても併せて解説したいと思います。
注目すべき項目についてイラストで示しました(図1)。2心拍のうち,はじめ(1拍目)はタテ方向(振幅:高さ,深さ)の,そして,次(2拍目)がヨコ方向(幅:時間)の計測です。さすがにすべての波形成分を扱おうとすると,1回では終わりません。2回にわけて述べたいと思います。では,前半戦のスタートです!
*1 生成AIについても似たようなことが言えますよね。