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■NEWS 松本日医会長が無投票で3選─組織強化、国民皆保険堅持など掲げる

登録日: 2026.06.29 最終更新日: 2026.06.29

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日本医師会(日医)は6月27日、第162回日本医師会定例代議員会を開き、任期満了に伴う役員改選で、現職の松本吉郎氏(埼玉)を会長に選任・選定した。会長選では対立候補がなく、松本氏が無投票で3選を果たした。

日医は5月20日に役員選挙を公示し、6月6日に立候補を締め切った。すべての役職の立候補が定数内だったため、投票による選挙は実施されず、定例代議員会で挙手による決議を行い、候補者全員が選任・選定された。

新執行部では、茂松茂人氏(大阪)、池端幸彦氏(福井)、城守国斗氏(京都)が副会長に就任。池端氏と城守氏は新任。常任理事には14人が選任・選定され、このうち加藤豊氏(愛知)、小中俊太郎氏(群馬)、磯崎哲男氏(神奈川)の3人が新任となる。

■「47都道府県医師会がまとまっている証し」

代議員会終了後、松本会長と3副会長は日医会館内で記者会見に臨み、今後の会務運営への抱負を述べた。

松本会長は冒頭、全ブロックから推薦を受けたことに謝意を示した上で、「私のみならず、執行部全体への評価であると考えている。47都道府県医師会がまとまっている証しである」と述べた。

3期目に当たっては、①組織強化のさらなる取り組み、②国民皆保険制度の堅持、③広報戦略の充実、④中長期的な展望への対応─を中心に取り組んでいく考えを示した。「全国の医師会、そして国民から寄せられるご意見をお聞きしながら、攻めるところは攻め、守るところは守るなど、バランスの取れた執行部を目指す」と述べた。

医療法等の改正が一部施行され、健康保険法改正も成立するなど、医療界に影響の大きい法改正が続いていることにも触れ、「法改正を踏まえ、規制省令の議論等が残されているものもある。それぞれの検討の場や記者会見で、日本医師会として主張すべきことは主張していく」と強調した。

■新たな地域医療構想、かかりつけ医機能報告制度などに対応

茂松副会長は、2040年を見据えた新たな地域医療構想について、「人口動態から地域の基準が変わっていく中で、どのように対応していくかが非常に重要だ」と指摘。かかりつけ医機能報告制度や診療報酬改定の検証などにも触れ、「松本会長をしっかり支援して、引き続き頑張ってまいりたい」と述べた。

池端副会長は、福井県医師会長としての活動や、中医協委員、病院団体役員としての経験を踏まえ、「松本会長を少しでもお支えできるよう、精一杯頑張っていきたい」と抱負を語った。

常任理事として地域医療、勤務医、医師の働き方改革、かかりつけ医機能などに関わってきた城守副会長は、「大変厳しい医療状況の中で、松本会長をこれまで以上にしっかりとお支えできるよう頑張りたい」意気込みを示した。

●日本医師会新執行部(敬称略、※は新)

会長=松本吉郎(埼玉県)
副会長=茂松茂人(大阪府)、※池端幸彦(福井県)、※城守国斗(京都府)
常任理事=長島公之(栃木県)、江澤和彦(岡山県)、渡辺弘司(広島県)、今村英仁(鹿児島県)、黒瀨巌(東京都)、坂本泰三(兵庫県)、濵口欣也(福岡県)、笹本洋一(北海道)、佐原博之(石川県)、松岡かおり(千葉県)、藤原慶正(秋田県)、※加藤豊(愛知県)、※小中俊太郎(群馬県)、※磯崎哲男(神奈川県)
理事=尾﨑治夫(東京都)、須藤英仁(群馬県)、八田昌樹(兵庫県)、安田健二(石川県)、村上博(愛媛県)、髙橋健太郎(滋賀県)、高木伸也(青森県)、牧角寛郎(鹿児島県)、加藤智栄(山口県)、伊在井みどり(岐阜県)、田名毅(沖縄県)、間瀬憲多朗(茨城県)、檜山桂子(広島県)
外部理事=松家治道(北海道)
監事=加納康至(大阪府)、大西浩之(鹿児島県)
外部監事=土谷明男(東京都)

選挙後の記者会見で握手する松本会長(右から2人目)と副会長の3氏


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