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【症例6】45歳男性[〈症例から積み上げる〉発熱性疾患の診療原則(6)]

登録日: 2026.06.29 最終更新日: 2026.06.29

鈴木慎吾 (関東労災病院総合内科)

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連載の目的
本連載では,症例を擬似体験しながら,急性期〜亜急性期の発熱性疾患のアプローチ法を考えていく。
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症例6 45歳男性

▶バイタルサイン:体温38.1℃,血圧112/60mmHg, 脈拍数86回/分(整), SpO2 97%,呼吸数16回/分

▶主訴:発熱

▶既往歴:急性大動脈解離,脳梗塞,総胆管結石症

▶内服薬:ニフェジピン,ビソプロロール,ボノプラザン,酸化マグネシウム,ニトラゼパム,ウルソデオキシコール酸

▶現病歴:5カ月前にStanford A型急性大動脈解離を発症し,脳梗塞の併発で失語症,右片麻痺を認めた。大動脈人工血管置換術を受け,回復期リハビリテーション病棟で過ごしていたが,1カ月前に発熱し,総胆管結石症の診断で採石術を受けた。今回は3日前から発熱し,血液検査・尿検査,胸部~骨盤単純・造影CTを施行するも熱源不明のため,紹介受診した。発熱以外の自覚症状なし。ADLは車椅子移動で,長下肢装具で100m程度自力歩行可能。

▶身体所見:頭頸部,体幹,四肢に特記所見なし。点滴ラインやカテーテル挿入はない。

▶血液・尿検査:異常値はWBC 11670/μL,CRP 23.64mg/dLのみ。

▶胸部~骨盤単純・造影CT:図1参照。

Q
①血液・尿検査で特異的異常がなくても,呼吸器,泌尿生殖器,肝胆,消化管,皮膚軟部において,造影CTで診断可能な病態は何か?

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