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【症例5】34歳男性[〈症例から積み上げる〉発熱性疾患の診療原則(5)]

登録日: 2026.06.11 最終更新日: 2026.06.11

鈴木慎吾 (関東労災病院総合内科)

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連載の目的
本連載では,症例を擬似体験しながら,急性期〜亜急性期の発熱性疾患のアプローチ法を考えていく。
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【症例5】34歳男性

▶バイタルサイン:体温39.2℃,血圧112/72mmHg,脈拍数103回/分(整), SpO2 98%,呼吸数16回/分

▶主訴:発熱,腹痛,下痢

▶既往歴:なし

▶内服薬:酸化マグネシウム(3日前の救急外来で処方されたもの)

▶現病歴:6日前に臍周囲の痛みと微熱が出現した。3日前に38℃台の発熱を認めたため,他院救急外来を受診し,便秘症の診断で下剤を処方された。受診前日から腹痛は下腹部全体となり,強さはピークの3割程度にまで改善したが,体温が39℃台に上昇し,下痢も出現したため受診した。受診当日から軽度の悪心があるが,食事は普段通り摂取できている。

▶身体所見:腹部は平坦,軟。右側腹部から下腹部にかけて圧痛あり図1)。腹部打診で疼痛誘発なし。

Q
①腹痛は改善傾向,体温は上昇だが,病態は快方・悪化どちらに向かっているか?
②追加する問診・身体診察・検査は?

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