エーザイは5月25日に開催した経営戦略説明会で、持続的成長企業への転換に向けた2026年度3カ年計画を公表し、2028年度の数値目標として売上収益1兆円、コア営業利益900億円を掲げた。
説明会に登壇した内藤景介代表執行役専務COO兼チーフグロースオフィサーは、アルツハイマー病治療剤「レケンビ」を成長の柱に据えるとともに、重点パイプラインへの投資や新たなファイナンス方針を推進し、創薬企業としての持続的成長を目指すと強調した。
レケンビについては、SC製剤および血液バイオマーカーを活用した確定診断の普及を進めることで、処方医師の拡大を図り、2028年度にはレケンビの売上規模を3000億円まで拡大する見通しを示した。
主力製品である抗がん剤治療薬「レンビマ」の特許切れを見据えた収益基盤の再構築も進める。レンビマの2025年度売上は3425億円に達しているが、2028年度目標においても2500億円レベルを堅持するとした。不眠症治療剤「デエビゴ」については、ブロックバスター製品としての地位確立を目標に掲げ、2028年度に1000億円規模の売上を目指す方針だ。
内藤COOは長期ビジョン実現に向けた3カ年計画について、エーザイの強みはアルツハイマー病の創薬領域で培ってきた実績と知見に現れているとした上で、「“尖った”創薬企業として進化していくために戦略的な取り組みを続けていく」と述べた。
