検索

×
絞り込み:
124
カテゴリー
診療科
コーナー
解説文、目次
著者名
シリーズ

嗄声,嚥下障害,視力低下,頭痛,および難聴を呈した70歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(332)]

登録日: 2026.05.27 最終更新日: 2026.05.27

生坂政臣 (医療法人生坂医院) 田村弘樹 (東千葉メディカルセンター総合診療科,千葉大学医学部附属病院総合診療科) 上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 柳田育孝 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

お気に入りに登録する

9カ月前に嗄声を認め,近医耳鼻科で左声帯麻痺と診断された。2カ月前から嚥下困難が加わり,総合病院にて左カーテン徴候および左声帯麻痺を指摘された。3週前に両眼の視力低下(右0.6/左0.4),頭痛,悪心が出現した。同院脳神経内科にて頭部MRIを実施されたが異常を指摘されず(図1),その後,左側優位の難聴と耳鳴が加わったため,当科紹介受診となった。

既往歴は2カ月前から高血圧症,2年前から難治性の左強膜炎。内服薬はアムロジピン,カルベジロール,プレドニゾロン7mg/日。点眼薬はベタメタゾン,タクロリムス。

身体診察では,体温36.4℃,脈拍数78回/分,血圧124/75mmHg。左強膜炎,左カーテン徴候を認めたが,ほかに明らかな異常を認めない。

一般血液・生化学検査での異常値は,WBC 1万3010/μL(好中球90.4%),Plt 38.7×104/μL,CRP 9.74mg/dL。髄液検査は初圧14cmH2O,総細胞数3個/μL,総蛋白47.7mg/dL。

研修医の診断:多発性硬化症

指導医の診断は?

プレミアム会員向けコンテンツです(連載の第1~3回と最新回のみ無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む


1