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プライマリ・ケアにおける赤血球増加症診療の心得[〈from総合医育成プログラム〉プライマリ・ケアで役立つクリニカルパール(29)]

登録日: 2026.05.21 最終更新日: 2026.06.01

宮崎 仁 (宮崎医院院長)

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血液編③ 日本プライマリ・ケア連合学会監修

本連載では,日本プライマリ・ケア連合学会/全日本病院協会が実施している「総合医育成プログラム」の中から,選りすぐりのクリニカルパールを紹介します。現場のニーズを熟知しているエキスパートが,プライマリ・ケア医にとって「まさにそこが知りたかった!」というポイントをわかりやすく解説します。

今回のクリニカルパール ◆赤血球増加症の診断で,最も重要な情報は喫煙の有無である。
◆喫煙者の赤血球増加症の圧倒的多数は,喫煙そのものが原因である(喫煙者多血症)。
◆「ヘマトクリット(Ht)値が異常高値(男性60%,女性55%以上)」および/または「脾腫」があれば,真性赤血球増加症(PV)の可能性が非常に高い。

1 有病率,検査前確率を意識して赤血球増加症を診る

赤血球増加症はプライマリ・ケアの外来診療で遭遇する頻度の高い症候ですが,その診断にあたっては,赤血球数増加の原因となる基礎疾患の有病率や検査前確率を知ることが重要です。赤血球増加症には,①身体全体の赤血球量が実際に増加している絶対的赤血球増加症,②循環血漿量が減少している相対的赤血球増加症,③さらに,両者が混在している病態があります。

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