アッヴィは4月17日、片頭痛発作の発症抑制を適応とする経口薬「アクイプタ錠」(一般名:アトゲパント水和物)の販売を開始した。薬価は10mg1錠:339.90円、30mg1錠:831.30円、60mg1錠:1,461.60円。アッヴィは国内でのピーク時の市場規模を年間245億円(投与患者数7.9万人)と見込んでいる。
アクイプタは、成人の片頭痛の予防治療薬として開発されたCGRP受容体拮抗薬(ゲパント)。片頭痛治療に使用するCGRP受容体拮抗薬としては2025年12月にファイザーの「ナルティークOD錠」(一般名:リメゲパント硫酸塩水和物)が発売されているが、ナルティークは片頭痛の急性期治療と発症抑制の両方を適応とするのに対し、アクイプタの適応は現段階では発症抑制のみとなっている。アッヴィは2025年12月に急性期治療の適応追加を申請している。
CGRPとその受容体は、片頭痛の病態生理に関与する神経領域に発現し、片頭痛発作時にはCGRP濃度が上昇する。アクイプタはヒトCGRP受容体への親和性を有するとされており、日本人成人反復性片頭痛患者を対象とした臨床試験で、平均月間片頭痛日数の減少などが確認されている。

「アクイプタ」の効能・効果/用法・用量
【効能・効果】片頭痛発作の発症抑制
【用法・用量】60mgを1日1回経口投与