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交付義務のない文書の要求[病院トラブル─事務方の解決法〈season 2〉(26)]

登録日: 2026.04.21 最終更新日: 2026.04.21

大江和郎 (元東京女子医科大学附属成人医学センター事務長)

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医師の説明に納得せず,根拠を示す文書を要求してくる患者がいます。説明ずみであることを理由に文書の発行はできないと説明すると,患者はますますエキサイトして医師を責め立てます。どう対応すれば良いのでしょうか。

事務長の見解

患者が納得できるまで検査結果や画像などを用いて説明し,必要に応じて説明内容を書面にして患者に渡すこと

詳しく解説すると……

◆交付義務のない文書を要求する患者

医療系Webサイトの「Q&A」欄に「ある疾患を疑う患者が専門医のいる医療機関を受診し,詳細な検査を施行後,問題なしという旨の説明を専門医から口頭で受けた。しかし納得がいかない患者から,『問題ない』という根拠を文書で示すことを求められた。患者と医師の板挟みとなった窓口担当者は文書を交付する義務を負うのか,また,交付に応じた場合,文書料の請求はできるのか」という相談が掲載されていました。

Webサイト会員からは「医師には医学的な根拠を示して説明する義務はあるが,文書を発行する義務はない」「『問題なし』とする根拠である検査結果の文書を患者が要求しているのだから,無償で交付すべきである」など,様々な回答が寄せられていました。この事例に限らず,説明がわかりづらい,専門用語が多くて理解できないといった理由で,医師の説明の内容を記した書面を要求する患者がいます。

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