上野賢一郎厚生労働相は3月19日の閣議後記者会見で、期限切れの健康保険証を持参した場合でも従来通りの窓口負担で保険診療を受けられるとした暫定措置を2026年7月末まで延長する考えを明らかにした。「数パーセント」だが、今なお一部の医療機関で混乱が発生しているとし、「もう少し期限を延長して、円滑な受診を担保していきたい」と述べた。
マイナ保険証への移行に伴い、従来の健康保険証の有効期限は2025年12月1日ですべて満了となった。しかし、患者が期限切れに気づかず従来の保険証を持参し現場が混乱するケースが予想されるため、政府は、2026年3月末を期限として、期限切れの保険証での受診を可能とする暫定措置を適用する方針をとってきた。
■マイナ保険証利用率64.62%、「さらなる延長は考えていない」
19日の会見で上野厚労相は、マイナ保険証の利用率は2026年1月時点で「64.62%」と説明した上で、暫定措置の期限を「7月末まで延長したい」と明言。
暫定措置の期限を「それからさらに延長することは考えていない」とし、引き続きマイナ保険証や資格確認書の周知・利用促進の取り組みを進める考えを示した。