小児循環器診療の視点・考え方のエッセンスがつかめる! みんながつまずく小児循環器診療のリアルをお届けします。
※本稿は,監修 増谷聡,編集 平田陽一郎『小児循環器入門』の一部を抜粋・編集したものです。



WPW症候群とは
心臓の正常刺激伝導系において心房から心室への伝導は房室結節のみで,洞房結節,心房,房室結節,His束,脚,Purkinje線維,心室と電気的興奮が伝わる。Wolff-Parkinson-White(WPW)症候群では心房から心室へ電気的興奮を伝える副伝導路が房室結節のほかに存在する(図1〜3)。



WPW症候群の頻拍発作に対する治療法には,迷走神経刺激〔息こらえ(Valsalva法)(図4),顔面冷却(アイスバッグ法)(図5)〕,アデノシン三リン酸(ATP)(図6),抗不整脈薬がある。



