第51回衆院選は2月8日に投開票が行われ、自民党が定数の3分の2を上回る316議席を獲得する歴史的勝利を収めた。翌9日の記者会見で高市早苗首相(自民党総裁)は「食料品の消費税を2年間ゼロにする」という公約の実現に向け、社会保障・税一体改革を議論する「国民会議」を早期に立ち上げ、「夏前には中間取りまとめを行う」意向を示した。
自民党の316議席は、政党が単独で獲得した議席数としては戦後最多。連立を組む日本維新の会は公示前から2議席増の36議席を確保し、与党の獲得議席数は定数の4分の3超の352議席に達した。立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合は公示前の167議席から49議席に減らし、惨敗した。
9日の記者会見で高市首相は、食料品の消費税ゼロの公約について「給付付き税額控除への移行を見据えて議論を進める」方針を示し、給付付き税額控除の実現に賛同する野党の参加も得て、超党派の国民会議を早期に設置する考えを表明した。国民会議では、社会保障支出の伸びの抑制、社会保険料の負担見直しについても議論が行われる見通しだ。
■医師の当選者16人、自民は全員当選
今回の衆院選では、各党から医師も多数立候補した。
日本医事新報の調べで医師資格を持つ当選者は、自民党9人、維新の会4人、中道改革連合1人、国民民主党1人、参政党1人の計16人(表)。自民から出馬した医師は全員当選した。
衆院議員を9期務めた阿部知子氏(中道)、6期務めた岡本充功氏(同)などのベテランを含め、野党から出馬した医師は大半が落選した。
