厚生労働省は1月29日、2025年の年間自殺者数(暫定値)は前年の確定値と比べ1223人減の1万9097人となり、1978年の統計開始以来、初めて2万人を下回ったと発表した。一方、小中高生の自殺者数は前年の確定値と比べ3人増の532人。このまま確定した場合、統計上最多の数値となる。
年間自殺者数の内訳は男性1万3117人、女性5980人。男性は2年連続、女性は3年連続の減少となった。原因・動機別で多いのは「健康問題」の1万1293人。その内訳は「病気の悩み・影響(うつ病)」3938人、「病気の悩み(その他の身体疾患)」2524人、「病気の悩み・影響(その他の精神疾患)」1792人などとなっている。
自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)も15.4と統計開始以降過去最低となった。都道府県別で最も高いのは山梨県(21.4)、最も低いのは鳥取県(10.7)。
小中高生の自殺者数は、男性が前年比16人増の255人、女性が前年比13人減の277人。子どもの自殺者数の増加が続く状況を受け、こども家庭庁は2026年度予算案に対策費1.7億円を計上。医療機関、学校、民間団体などで情報集約・連携対応する仕組みの構築などを推進するとしている。