
1カ月半前より夏バテのような倦怠感を自覚していた。3週前に37.3℃の微熱に気づき,2週前から時に38.0℃に達する発熱,朝や安静時の頭頸部を除く全身のこわばりと痛みが加わった。こわばりは10秒ほど動かすと改善し,痛みの場所は毎日違うという。立ち上がると具合が悪くなるため,日中も横になって過ごしている。食欲はあるが,すぐに満腹になるために食事量は減り,体重も2kg減少した。精査目的にて7月中旬に当科に紹介となった。高血圧を指摘されているが,定期内服薬はなし。
身長165cm,体重70kg。体温37.4℃,血圧118/75mmHg(2カ月前までの家庭血圧は145/80mmHg程度),脈拍数75回/分。震えを伴わない寒気のために,長袖のカーディガンと毛布を着用して来院(図1)。両肩,股関節を中心として節々の自動運動時痛を認める。起立試験では,起立3分後に悪心とともに血圧83/50 mmHg,脈拍数85回/分となった。

一般血液・生化学検査の異常値は,Na 131 mmol/L,K 3.4mmol/L,CRP 0.43mg/dL,フェリチン 218ng/mL。