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上手に付き合うCOPD[〈from総合医育成プログラム〉プライマリ・ケアで役立つクリニカルパール(24)]

登録日: 2026.01.09 最終更新日: 2026.01.12

近藤 猛 (名古屋大学医学部附属病院卒後臨床研修・キャリア形成支援センター/総合診療科)

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呼吸器編③ 日本プライマリ・ケア連合学会監修

本連載では,日本プライマリ・ケア連合学会/全日本病院協会が実施している「総合医育成プログラム」の中から,選りすぐりのクリニカルパールを紹介します。現場のニーズを熟知しているエキスパートが,プライマリ・ケア医にとって「まさにそこが知りたかった!」というポイントをわかりやすく解説します。

今回のクリニカルパール 慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは症状とリスクを軽減させながら,上手に付き合う
重症度の評価は,1秒量(FEV1)だけでなく,自覚症状や増悪リスクも大切
禁煙・患者教育・ワクチンは,重症度にかかわらず行う
COPDでは多疾患併存状態にあることが多い。何を優先させるのか患者と話し合う

1 COPDは治す病気ではなく付き合う病気

慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は,完全な治癒が難しく一生付き合っていくことが求められる疾患です。

上手に付き合っていくための1つ目の目標が,症状の軽減です。呼吸困難感や咳嗽といった症状の緩和および運動耐容能の向上をはかります。2つ目の目標が,リスクの軽減です。急性増悪を予防することにより入院や予定外受診を減らします。これらの目標を達成するためには,まず正確な評価が必要です1)2)

2 肺機能・症状・増悪リスクで重症度を分類

GOLD (Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)1)の重症度分類では,気管支拡張薬使用後のFEV1で決定される「肺機能グレード」(表1)だけでなく,症状・増悪リスクに基づく「ABEグループ」(表21)も組み合わせて分類します。

自覚症状は,自記式呼吸困難スケールで評価します。Modified Medical Research Council(mMRC)の評価基準を上記に示します(表31)。ほかにもCOPDアセスメントテスト(CAT)があり,いずれかを用います。

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