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医療機関の未来を拓く!クリニックDXのすすめ[クリニック経営戦略「お悩み相談室」(第20回)]

登録日: 2025.12.18 最終更新日: 2026.02.21

小松大介 (株式会社メディヴァ・コンサルティング事業部長) 椎野優樹 (株式会社メディヴァ・コンサルティング事業部)

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質問
オンライン資格確認や電子処方箋などの対応を進めているものの,業務が効率化しているという実感を持てずにいます。クリニックでDXを推進したいと考えているのですが,どのように取り組めば,業務の効率化につながるのでしょうか。

回答
国が進める医療DXと,自院の運用の効率化のためのDXをわけて考える必要があります。最近では,DXを推進するための様々なツールやサービスが登場しており,AIの活用も進んでいます。自院の課題解決に適したツールやサービスを選択すること,無理なく少しずつ,取り組みを継続することが,DXによる成果を出す上では重要です。

〈今回の数字〉
医療・福祉業でのDXの取り組みは10%未満

医療・福祉業界では,DXに取り組む事業所の割合が10%未満で,他の業界に比べて進んでいません。最近では,クリニックの現場業務で活用できる様々なツールやサービスが続々と登場しています。クリニックの経営においても,人材不足や人件費の高騰が進む中,経営改善のために,DXによる生産性向上が期待されます。

近年,「DX」という言葉が飛び交っていますが,DXを自院の経営にどう活かすべきか,悩んでいるクリニック経営者の方も多いのではないでしょうか。総務省の調査1)の結果を見ると,医療・福祉産業ではDXに取り組んでいる事業所の割合が10%未満で,まだまだ取り組みが進んでいない群に位置づけられています。

今回は,医療機関におけるDXを,以下の2つに便宜的にわけて表現します。

医療DX:一般的に使われる用語で,医療制度・医療情報基盤の枠組みの中でのDXの取り組みを指します。

クリニックDX:今回,説明のために定義する用語で,クリニックの業務に関する構造的転換による生産性向上をめざすDXの取り組みを指します。

この2つの違いを明確にし,主に後者に着目して,明日から取り組める具体的なDXの進め方について解説します。

関連書籍「診療所経営の教科書【第3版】」

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