総頸動脈解離（Stanford A型解離による頸動脈への波及）［血管エコー職人匠の症例帖〜“視かた”“撮りかた”の極意（5）］

登録日： 2025.12.10 最終更新日： 2025.12.11

山本哲也（埼玉医科大学国際医療センター中央検査部）

コーナー：

診療科：

お気に入りに登録する

◆50代，男性
◆患者状態：175cm，115kg。ベッドで来室。高度肥満体型で頸部が短い。呼吸苦が強く，息止めは困難
◆主訴：左側腹部痛
◆現病歴：左総腸骨動脈瘤，左内腸骨動脈瘤
◆既往歴：急性大動脈解離（Stanford A型）にてBentall手術，および全弓部大動脈置換術施行（12年前）
◆検査目的：腸骨動脈瘤切迫破裂の術前スクリーニングを目的として検査実施
◆バイタルサイン：体温36.8℃，脈拍76回／分，血圧181／120mmHg，呼吸20回／分，SpO₂ 96%，全身状態は安定
◆採血データ：CRP 9.21mg／dL，PT-INR 3.97，血中FDP 9.2μg／mL，D-dimer 2.9μg／mL

プレミアム会員向けコンテンツです（連載の第1～3回と最新回のみ無料会員も閲覧可）
→ログインした状態で続きを読む

電子コンテンツサービスのお知らせ
臨床情報、記事、論文は会員向けにパッケージ化された電子コンテンツとしてもご利用いただけます。Webオリジナルコンテンツや電子書籍も続々登場 →コンテンツ一覧へ

◀ 1 ▶

総頸動脈解離（Stanford A型解離による頸動脈への波及）［血管エコー職人 匠の症例帖〜“視かた”“撮りかた”の極意（5）］

総頸動脈解離（Stanford A型解離による頸動脈への波及）［血管エコー職人匠の症例帖〜“視かた”“撮りかた”の極意（5）］