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肥満症[私の治療]

登録日: 2025.11.18 最終更新日: 2025.11.18

横手幸太郎 (千葉大学大学院医学研究院内分泌代謝・血液・老年内科学教授/学長)

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「肥満」とは,脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態を表し,日本では体格指数(body mass index:BMI)つまり「体重(kg)/身長(m)2」が25以上の場合と定義される。このうち「肥満症」は,肥満に起因あるいは関連して発症する健康障害を伴う疾患であり,医学的な見地から減量が必要となる。なお,BMIが35以上で健康障害を有する場合を「高度肥満症」と呼び,より専門的な診療を必要とする場合が多い。

▶診断のポイント

肥満症の診断にあたっては,単に「太っている」からでなく,「体重を減らすことにメリットがある人」を選び出すという視点が重要である。


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