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ジストニア[私の治療]

登録日: 2025.11.11 最終更新日: 2025.11.11

瓦井俊孝 (兵庫県立はりま姫路総合医療センター脳神経内科部長)

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ジストニアは「反復性・捻転性の持続する一定のパターンを持った筋収縮により,特定の姿勢や動作が障害される病態」と定義される不随意運動疾患である。大脳皮質,大脳基底核(線条体,淡蒼球,黒質,視床下核),視床,小脳を含むネットワークの機能異常により発症すると考えられている。

▶診断のポイント

問診・症候学的所見ならびに分類を正しく行う。

  • 問診:発症年齢,薬剤歴,職歴,家族歴
  • 症候学的所見:パターンのある動き・姿勢,動作特異性の有無,感覚トリックの有無,他の不随意運動・パーキンソニズムの有無
  • 分類:罹患部位(局所性,分節性,全身性など)
  • 検査所見:頭部MRI(基底核構造の評価),遺伝子検査(特別な場合)


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