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両大腿部痛を主訴に受診した64歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(283)]

登録日: 2023.01.05 最終更新日: 2026.02.21

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 田村弘樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 小島淳平 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 宮地秀明 (千葉大学医学部附属病院皮膚科)

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4カ月前に右大腿部痛,3カ月前に左大腿部痛が出現。総合病院の整形外科と脳神経内科にて股関節X線写真,頸椎/腰椎MRIで異常なく,精査目的に当科を受診した。両大腿部痛は安静時の痛みが起立や歩行の1歩目から増悪する。

既往歴は9カ月前から顔面にざ瘡,7カ月前から両手掌・両足裏に掌蹠膿疱症(図1,2)。大腿部痛に対してミロガバリン,ノイロトロピン,トラマール,ロキソプロフェンを内服している。喫煙歴,アレルギー歴はない。

体温36.7℃,脈拍70回/分,血圧173/101 mmHg,呼吸数12回/分。筋把握痛はなく,大腿骨体部に対して垂直方向に力を加えると痛みが誘発される。

一般血液・生化学検査での異常値は,ALP 125U/L,CRP 0.33mg/dL。

研修医の診断:腰部脊柱管狭窄症

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