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TOP > Web医事新報を読む > 右肘の腫脹を主訴に受診した50歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(136)]
登録日: 2016.10.14 最終更新日: 2025.09.20
生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 勝山陽太 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科) 入江康文 (千葉大学医学部附属病院総合診療科/三愛記念病院)
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診療科 :
受診10日前に右肘の腫脹を自覚した。疼痛や発熱などはないが,改善がないため当科を受診した。外傷歴なし。慢性腎不全のために血液透析を受けている。デスクワーク中,肘をついてしまうことが多いという。
身体診察では右肘部の腫脹を認め(図1),腫脹部位に波動を触知するが,発赤,熱感,圧痛,肘関節の可動域制限はない。
一般血液・生化学検査で炎症反応は認めない。