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遙かなるマチュピチュ(その2) ─(no)hablo español(1) [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(118)]

登録日: 2016.10.04 最終更新日: 2025.09.20

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マチュピチュへ行くと決めて、ふと思い立った。スペイン語を勉強しようと。片言でも話せたら面白そうだし、退職後はパタゴニアをはじめとする南米長期旅行を考えている。いい機会ではないか。

教材を買い込んで独習を始めた。1日平均30分を4カ月。本やCDだけじゃなくて、音声認識をしてくれる教材もあるから、やっていてなかなか楽しい。外国語の勉強を始めるのは、大学入学時のドイツ語以来だから40年ぶりである。新鮮だ。

英語に似ているところもあるが、かなり違う。言語に優劣などないけれど、なんとなく、この語法は英語より便利とか不便とかがあって面白い。まぁ、旅行の会話はそこそこできるかと思うところまでいった。というか、いったつもりであった。

あさはかだった。とりあえずホテルで使おうと試みたが、なかなか言葉がでてこない。相手がしびれを切らして英語で話しかけてくる。そうなるとこちらもあせって、つい英語で返事をしてしまう。


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