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Q4 接種直後に起こるアナフィラキシーは治療できますか?[特集:新型コロナワクチンQ&A─患者さんにはこう説明する]

登録日: 2021.05.20 最終更新日: 2026.02.21

中野貴司 (川崎医科大学小児科教授)

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Q4 接種直後に起こるアナフィラキシーは治療できますか?

(1)アナフィラキシーとは

ワクチンの接種現場では,接種後のアナフィラキシーに対応できる準備が不可欠である。その理由は,アナフィラキシーは接種直後(ほとんどが接種後30分以内)に起こり,時には生命にもかかわる副反応だからである(図1)。

 

アナフィラキシーとは「アレルゲン等の侵入により,複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され,生命に危機を与えうる過敏反応」であり,アナフィラキシーショックとは「アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合」と定義される4-1)。重篤なアレルギー反応を「アナフィラキシーショック」と総称するのは本定義からは誤用であり,「アナフィラキシーショック」は「アナフィラキシー」の病態の一部である。

アナフィラキシーはアレルゲン等に対する生体の反応であり,造影剤・抗菌薬・鎮痛薬などの医薬品投与,鶏卵・ソバ・ナッツ類などの食物摂取,ハチ刺傷やラテックスへの接触など,発症の原因は様々である。ワクチン接種後も,一定の頻度でアナフィラキシーが起こる。

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