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新型コロナウイルスワクチン開発の現状と課題は?(松浦善治 大阪大学微生物病研究所教授)【この人に聞きたい】

登録日: 2020.10.01 最終更新日: 2026.02.21

松浦善治 (大阪大学微生物病研究所教授)

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政治的な動きに振り回されず
慎重に安全性を担保したワクチン開発を進めるべき
長期的な視点での感染症対策と研究支援が重要

まつうら よしはる:1986年北海道大獣医学部院修了。オックスフォード大学NERCウイルス研究所ポスドク、国立感染症研究所ウイルス第二部肝炎ウイルス室長などを経て、2000年より現職。17年より日本ウイルス学会理事長を務める。

新型コロナウイルスワクチンの開発競争が激化している。日本でのワクチン開発はどういう形で進んでいるのか。複数のワクチンを作製中の大阪大微生物病研究所(以下、微研)教授の松浦善治氏にワクチン開発の現状と課題を聞いた。

4種のワクチンを試作中

─微研ではどのようなワクチンを開発中ですか。

阪大微生物病研究会(BIKEN財団)、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所と一緒に、今年の2月頃から新型コロナウイルスワクチンの研究を始めました。この3者が連携して、VLP(ウイルス様粒子)ワクチン不活化ワクチン弱毒生ワクチン遺伝子組換えワクチンという4種のワクチンを試作中です。

BIKEN財団は、1934年に微研と同時に設立された大阪大発のベンチャーで、国内最大のワクチンメーカーです。基礎研究から臨床試験、生産体制の確保まで、これまでのワクチン開発の実績を生かせるのが我々の強みです。

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