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【識者の眼】「ガバペンチノイド、実のところ?」宮内倫也

登録日: 2020.05.25 最終更新日: 2025.09.20

宮内倫也 (可知記念病院)

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神経障害性疼痛の治療薬であるリリカ(一般名:プレガバリン)とタリージェ(一般名:ミロガバリンベシル酸塩)はガバペン(一般名:ガバペンチン)の派生と言え、この3つはまとめてガバペンチノイドと呼ばれます。前2者は開発段階で帯状疱疹後神経痛と糖尿病性ニューロパシーの臨床試験で効果を示していますが、適応は広がり上述のとおり“神経障害性疼痛”です(タリージェは“末梢性”に限る)。神経障害性疼痛には共通の基盤があるとの考えから、上記の2つの疼痛以外にも使用可能となりました1)

注意したいのは神経障害性疼痛という概念。これが非常に曖昧です。


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