水谷哲也「『ウイルスは弱毒化する説』に根拠はあるか?③ 今後注意すべき人獣共通感染症」
登録日:2022.07.12 最終更新日:2025.09.24
シリーズ: 【Web医事新報チャンネル】2022/7
質疑応答【動画版】「『ウイルスは弱毒化する説』に根拠はあるか?③ 今後注意すべき人獣共通感染症」(水谷哲也 東京農工大学感染症未来疫学研究センターセンター長/教授)
(視聴時間10分・2022年6月22日収録)
質疑応答【動画版】では、現場の臨床医の先生方から実際に寄せられた質問・疑問を取り上げ、専門家が最新の知見・データに基づいてわかりやすく解説します。
今日のテーマは「『ウイルスは弱毒化する説』に根拠はあるか?」。東京農工大学感染症未来疫学研究センターセンター長/教授の水谷哲也先生にご回答いただきます。(全3回)
第1回 ウイルスが弱毒化する要因
第2回 新型コロナウイルスは弱毒化するのか
第3回 今後注意すべき人獣共通感染症
【Question】
- これから注意すべき人獣共通感染症はありますか。欧米各国で拡大しつつある「サル痘」についてはどのように見ていますか。
- その他、ウイルスについてよくある誤解、医療従事者が知っておくべき情報がありましたら、ご紹介ください。
編集メモ~ここがポイント!
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特に注意すべき人獣共通感染症は「SFTS」と「サル痘」
- SFTSは何年か後には関東圏でも多くの感染者が出ると考えられる
- サル痘はヒトーヒト感染は頻繁ではないが飛沫感染や接触感染はある
- サル痘には天然痘ワクチンが効果がある
- サル痘は国交封鎖が解除されるとげっ歯類の輸出とともに広がる可能性がある
- 新型コロナウイルスは今感染者を減らさないと今後も変異は続く
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