jmedmook105
心筋症Basic
ジェネラリストが行う診断から紹介まで
実臨床で役立つ!心筋症診療、最初の1冊
目次
第1章 総論
心筋症の基本病型と鑑別すべき二次性心筋症
1 心筋症の重要性を理解する
2 拡張型心筋症と鑑別すべき二次性心筋症
3 肥大型心筋症と鑑別すべき二次性心筋症
4 不整脈原性右室心筋症と鑑別すべき疾患
第2章 各論
A 初診で行う基本的検査―視診・触診/聴診,心電図,X線,血液検査
1 初診で行う基本的検査から心筋症を疑う─視診・触診/聴診
2 初診で行う基本的検査から心筋症を疑う─心電図,X線,血液検査
B 心エコーを心筋症診療に活かす
1 拡張型心筋症の診断・治療に心エコーを活かす
2 肥大型心筋症の診断・治療に心エコーを活かす
3 心アミロイドーシスの診断・治療に心エコーを活かす
4 心サルコイドーシスの診断・治療に心エコーを活かす
C 専門医との連携
1 心筋症を疑うポイントと専門医との連携について― 初診時から病態再評価・再紹介のタイミングまで
2 ジェネラリストでも知っておきたい心筋症の遺伝子検査
D実践編―トータルマネジメント
1 拡張型心筋症のトータルマネジメント
2 肥大型心筋症のトータルマネジメント
3 心アミロイドーシスのトータルマネジメント
4 心サルコイドーシスのトータルマネジメント
5 不整脈原性心筋症のトータルマネジメント
心筋症の基本病型と鑑別すべき二次性心筋症
1 心筋症の重要性を理解する
2 拡張型心筋症と鑑別すべき二次性心筋症
3 肥大型心筋症と鑑別すべき二次性心筋症
4 不整脈原性右室心筋症と鑑別すべき疾患
第2章 各論
A 初診で行う基本的検査―視診・触診/聴診,心電図,X線,血液検査
1 初診で行う基本的検査から心筋症を疑う─視診・触診/聴診
2 初診で行う基本的検査から心筋症を疑う─心電図,X線,血液検査
B 心エコーを心筋症診療に活かす
1 拡張型心筋症の診断・治療に心エコーを活かす
2 肥大型心筋症の診断・治療に心エコーを活かす
3 心アミロイドーシスの診断・治療に心エコーを活かす
4 心サルコイドーシスの診断・治療に心エコーを活かす
C 専門医との連携
1 心筋症を疑うポイントと専門医との連携について― 初診時から病態再評価・再紹介のタイミングまで
2 ジェネラリストでも知っておきたい心筋症の遺伝子検査
D実践編―トータルマネジメント
1 拡張型心筋症のトータルマネジメント
2 肥大型心筋症のトータルマネジメント
3 心アミロイドーシスのトータルマネジメント
4 心サルコイドーシスのトータルマネジメント
5 不整脈原性心筋症のトータルマネジメント
序文
巻頭言
心筋症は,心不全,不整脈,突然死の原因となる重要な疾患群であり,その病態はきわめて多様です。肥大型心筋症,拡張型心筋症,拘束型心筋症,不整脈原性右室心筋症に加え,近年では心アミロイドーシスやFabry病などの二次性心筋症への関心も高まっています。また従来,原因不明とされた病因が,遺伝子解析技術や画像診断技術の進歩により解明されつつあります。さらにはマバカムテンのような病態の原因に迫る薬剤やアミロイドーシスに対する疾患修飾薬の登場によって,診断のみならず治療戦略も大きな転換期を迎えています。一方で,心筋症診療においては,依然として診断・治療に苦慮する場面も少なくありません。患者ごとに病態が異なり,症状,画像所見,遺伝学的背景,予後が多彩であるため,単なる知識の集積だけでは十分ではなく,「病態を理解しながら診る力」が求められます。
本書では,最新のエビデンスに基づきながらも,「実臨床で役立つ心筋症診療」を強く意識しました。各分野の第一線で御活躍されている先生方にご執筆頂き,病態生理から診断,画像評価,遺伝子診断,薬物治療,デバイス治療,外科治療に至るまで,幅広く網羅しています。また,若手医師や研修医にも理解しやすいよう,図表や症例提示を多く取り入れ,日常診療の中で実践的に活用できる構成をめざしました。
近年,「早期診断」の重要性が強調されています。できるだけ早期に診断し,病態に応じた治療を行うことで,患者の生命予後や生活の質を大きく改善できる時代となりました。その意味で,心筋症は“診断できる医師” が患者の未来を変える疾患と言っても過言ではありません。本書が,日々患者さんと向き合う医療者にとって,診療の一助となり,さらには新たな学びへの契機となれば,これに勝る喜びはありません。
最後に,本書の刊行にあたり,ご多忙の中ご執筆頂いた先生方,編集に携わって下さった皆様に深く感謝申し上げます。本書が,心筋症診療の発展と,患者さんへのより良い医療の提供に少しでも寄与することを心より願っております。
2026年7月
高知大学医学部附属病院病院長/老年病・循環器内科学
北岡裕章
心筋症は,心不全,不整脈,突然死の原因となる重要な疾患群であり,その病態はきわめて多様です。肥大型心筋症,拡張型心筋症,拘束型心筋症,不整脈原性右室心筋症に加え,近年では心アミロイドーシスやFabry病などの二次性心筋症への関心も高まっています。また従来,原因不明とされた病因が,遺伝子解析技術や画像診断技術の進歩により解明されつつあります。さらにはマバカムテンのような病態の原因に迫る薬剤やアミロイドーシスに対する疾患修飾薬の登場によって,診断のみならず治療戦略も大きな転換期を迎えています。一方で,心筋症診療においては,依然として診断・治療に苦慮する場面も少なくありません。患者ごとに病態が異なり,症状,画像所見,遺伝学的背景,予後が多彩であるため,単なる知識の集積だけでは十分ではなく,「病態を理解しながら診る力」が求められます。
本書では,最新のエビデンスに基づきながらも,「実臨床で役立つ心筋症診療」を強く意識しました。各分野の第一線で御活躍されている先生方にご執筆頂き,病態生理から診断,画像評価,遺伝子診断,薬物治療,デバイス治療,外科治療に至るまで,幅広く網羅しています。また,若手医師や研修医にも理解しやすいよう,図表や症例提示を多く取り入れ,日常診療の中で実践的に活用できる構成をめざしました。
近年,「早期診断」の重要性が強調されています。できるだけ早期に診断し,病態に応じた治療を行うことで,患者の生命予後や生活の質を大きく改善できる時代となりました。その意味で,心筋症は“診断できる医師” が患者の未来を変える疾患と言っても過言ではありません。本書が,日々患者さんと向き合う医療者にとって,診療の一助となり,さらには新たな学びへの契機となれば,これに勝る喜びはありません。
最後に,本書の刊行にあたり,ご多忙の中ご執筆頂いた先生方,編集に携わって下さった皆様に深く感謝申し上げます。本書が,心筋症診療の発展と,患者さんへのより良い医療の提供に少しでも寄与することを心より願っております。
2026年7月
高知大学医学部附属病院病院長/老年病・循環器内科学
北岡裕章