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転倒予防グッズ・システム 医学ガイド

転倒予防グッズ・システム 医学ガイド
・超高齢化社会において無視できない「転倒予防」に関する最新動向から、病院・施設・患者さんの自宅でもすぐに使える「転倒予防」グッズ・システムを徹底解説。
・「日本転倒予防学会」公式書籍のため、学会からの推奨品も多数掲載されております。
・医師,看護師をはじめ,高齢者の医療・福祉・リハビリ・介護にかかわる全ての方々の必読書です。
・超高齢化社会において無視できない「転倒予防」に関する最新動向から、病院・施設・患者さんの自宅でもすぐに使える「転倒予防」グッズ・システムを徹底解説。
・「日本転倒予防学会」公式書籍のため、学会からの推奨品も多数掲載されております。
・医師,看護師をはじめ,高齢者の医療・福祉・リハビリ・介護にかかわる全ての方々の必読書です。
監修 判型B5判 ページ数252 刷色カラー 版数第1版 発行日2026年02月15日 ISBN978-4-7849-6174-0 付録無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます) 診療科
紙の書籍
税込5,500

この商品は予約商品となりますので、ご発送は発売後となります。

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目次

第1章 高齢者の転倒の概要
1 高齢者の転倒の実態と転倒予防の重要性
2 高齢者の転倒の発生要因と予防対策
3 高齢者の転倒に伴う障害と転帰

第2章 転倒予防グッズ・システムの概要:日本転倒予防学会推奨品
1 日本転倒予防学会推奨品の仕組みと動向
2 リハビリ向けシューズ「快歩主義L011」
3 転倒予防靴「転倒予防シューズ(つま先つき,つま先なし)
4 転倒予防靴「あゆみ早快マジック」
5 超薄型衝撃吸収マット「アルティ.ワンダーマット」
6 床材「TOPPAN安全床」
7 衝撃吸収フロア「カナエルC衝撃吸収フロアVC」
8 緩衝フロア&マット「ころやわ®」
9 見守り介護ロボット「シルエット見守りセンサ®」
10 坐位運動支援器具「あしふみ健幸ライフ」

第3章 転倒予防グッズ・システムの概要:関連製品
1 転倒予防くつ下
2 一般成人患者用シューズ「オオサキ かかと付室内シューズ」
3 畳表「MIGUSA」,高衝撃緩和型薄畳「MIGUSA CARE」
4 設置型介護リフト「つるべー」
5 天井走行リフト「かるがる®」,スリングシート「かるがる®スリング」
6 シェアスロープ
7 歩行トレーニングリハビリマシン「walkey device」
8 「寄り添いロボット」
9 見守りシステム「ネオスケア」
10 転倒転落予測AIシステム「KIBIT Coroban」

第4章 転倒予防グッズ・システム開発研究の最前線
1 練習支援ロボットの活用―歩行練習支援ロボット「ウェルウォーク」を例に
2 運動機能トレーニング「クイックステップトレーナー」
3 疾患別の様々な杖
4 神経疾患患者の転倒予防に必要な環境整備
5 運動応答遺伝子に注目した筋萎縮メカニズムの解明と予防・治療法の開発
6 高齢者向け紙パンツ「転倒骨折予防紙パンツ」
7 大腿骨近位部骨折予防パンツ「自分でふくらませるエア誘導パンツ(iPap)」

第5章 住宅・居住場所のリスクと転倒予防
1 バリアフリー法の盲点
2 介護保険を利用した住宅改修
 ①階段まわりの危険をなくす
 ②気がかりな段差に対策をとる
 ③滑りやすい床を改修する
 ④開き戸を安全な引き戸にする
 ⑤暗がりを解消する
 ⑥足元の障害物を片付ける
3 老後に備えた安心で快適な住まいづくり
4 高齢者住宅の転倒予防の工夫
5 転倒予防の標語「ぬ・か・づけ」

巻末資料
1 日本転倒予防学会 推奨品規程・細則,登録申請方法
2 日本転倒予防学会 推奨品マーク
3 日本転倒予防学会 推奨品一覧(2006年初代〜2025年10月現在)
4 日本転倒予防学会「転倒予防川柳」大賞受賞作品一覧

コラム
実は違う,自宅各所での転倒パターン
転ばない世界と転んでもよい世界
バリアと転倒
バリアフリーって本当に正解?
転倒しやすくなることの意味と,転倒予防の目的
安全で心地よい住まいづくり

序文

高齢社会の進展に伴い,転倒・骨折はわが国における健康寿命延伸の最大の阻害要因のひとつとして広く認識されるようになりました。転倒は偶発的な事故にとどまらず,慢性疾患や身体機能低下,不適切な薬物使用が原因となり,要介護状態への入口ともなり得ます。その予防は医学的介入のみならず, 生活環境の整備や社会的支援を含めた多面的な取り組みを必要とします。本書『転倒予防グッズ・システム 医学ガイド』は,こうした課題に応えるべく,最新の知見と実践的工夫を体系的にまとめたものです。
近年,転倒予防に資する機器やシステムは飛躍的に進化しています。歩行補助具や衝撃吸収素材を用いた衣服,病棟内での安全を支援するセンサー技術など,その範囲は広がり続けています。しかし,現場では依然として「どのグッズを,どの対象に,どの場面で用いるべきか」という判断が難しく,科学的根拠と臨床経験を結びつける指針が求められてきました。本書は,医師・看護師・リハビリ専門職のみならず,行政担当者や介護従事者にとっても,実践に直結する道標となることをめざしています。
編集を担当された武藤芳照先生は,長年にわたり転倒予防研究と臨床実践の両面で先導的役割を果たされてきました。その豊富な経験と広範なネットワークを背景に,本書では各分野の専門家が執筆を担い,エビデンスと現場の知恵を融合させています。単なる製品紹介にとどまらず,実際の運用に不可欠な視点が随所に盛り込まれている点が本書の大きな特色です。また,日本転倒予防学会の推奨品登録申請の方法についても記載しています。
転倒予防は,個人の安全確保にとどまらず,社会全体の持続可能性に直結する課題です。医療費の抑制,介護負担の軽減,そして高齢者自身の尊厳の保持に資する取り組みとして,今後ますます重要性を増します。本書が,読者の皆様にとって日々の臨床や研究,さらには政策立案に役立つ実践的な指針となり,転倒予防の新たな地平を切り拓く一助となることを願ってやみません。

一般社団法人日本転倒予防学会代表理事/山陰労災病院院長 萩野 浩