非結核性抗酸菌症マネジメント─咳と痰をどうみるか? リアルワールドでのコツと工夫 第2版
リアルワールドでのコツと工夫
最新のエビデンス,関連学会の見解・指針の改訂を盛り込み,より実践的な内容へとブラッシュアップ!
目次
Ⅰ 総論:基礎編
1:わが国の診療指針
2:病態─病型,画像上の特徴,臨床上の特徴
トピック 次世代の診療につながる最新知見
Ⅱ 各論:CQ編
1:疫学
1.なぜ日本,東アジアで多いのか?
2.本当にヒト─ヒト感染しないのか?
3.地域差はあるか?
2:検査・診断
1.慢性気管支炎や気管支拡張症をどうみて,鑑別するか?
2.質量分析法はどのように使うのか?
3.検査結果をどう解釈するか?
4.血清診断は可能か?
コラム 検査のための痰がとれない
3:治療
1.治療開始の判断は?
2.治療継続の期間は?
3.治療目標はどこに置くのか?
4.予後の見きわめは?
5.化学療法剤の使い分けは?
6.アブセッサス症の治療は?
7.副作用の頻度と対応は?
8.対症療法はどうする?
9.ストレスや栄養と,悪化機序との関係は?
10.合併症例:緑膿菌
11.合併症例:アスペルギルス
12.合併症例:免疫不全
13.薬の止めどき・替えどきは?
14.推奨レジメンが使えないときはどうするか?
15.線維空洞型,結節・気管支拡張型のフォローと予後はどうするか?
16.再発時の対応は?
17.いつ,どのような場合に外科に紹介するか?
執筆者一覧
編 者
菊地利明 新潟大学医歯学総合病院 呼吸器・感染症内科 教授
渡辺 彰 東北文化学園大学 医療福祉学部 抗感染症薬開発研究部門 特任教授
執筆者(執筆順)
番場祐基 新潟大学医歯学総合病院 高次救命災害治療センター/呼吸器・感染症内科 助教
菊地利明 新潟大学医歯学総合病院 呼吸器・感染症内科 教授
佐々木結花 国立病院機構東京病院 副院長,臨床研修センター長
中嶋真之一 般社団法人筑波麓仁会 筑波学園病院 呼吸器内科 科長
酒井千緒 筑波大学附属病院 呼吸器内科 病院講師
松山政史 筑波大学医学医療系 呼吸器内科 講師
南宮 湖 慶應義塾大学医学部 感染症学教室 教授
長谷川直樹 横浜市立市民病院
小坂 充 長野県立信州医療センター 呼吸器・感染症内科部長
山﨑善隆 長野県立信州医療センター 副院長,感染症センター長
森本耕三 公益財団法人結核予防会複十字病院 呼吸器センター・臨床医学研究科 医長
永井英明 国立病院機構東京病院 感染症内科 感染症センター長
大楠清文 東京医科大学 微生物学分野 教授
御手洗聡 公益財団法人結核予防会結核研究所 抗酸菌部 部長
木田 博 国立病院機構大阪刀根山医療センター 呼吸器内科 部長
北田清悟 北田内科・呼吸器内科 院長
前倉亮治 呼吸・抗酸菌研究所 所長,前倉医院
高橋 洋 宮城厚生協会坂総合病院 副院長 呼吸器科・感染症科
猪狩英俊 千葉大学医学部附属病院 感染制御部・感染症内科 教授(感染制御部長)
漆原崇司 千葉大学医学部附属病院 感染制御部・感染症内科/君津中央病院 呼吸器内科 部長
比嘉 太 独立行政法人国立病院機構 沖縄病院 呼吸器内科 副院長
萩原晟彦 大分大学医学部 呼吸器・感染症内科学講座
小宮幸作 大分大学医学部 呼吸器・感染症内科学講座 教授
藤田昌樹 福岡大学医学部 呼吸器内科学 教授
三木 誠 仙台赤十字病院 呼吸器内科 副院長兼呼吸器内科部長
桑原克弘 国立病院機構西新潟中央病院 呼吸器内科 統括診療部長
鈴木博貴 山形県立中央病院 呼吸器内科 診療科長
伊藤 穣 大津赤十字病院 呼吸器内科 第2部長
徳田 均 医療法人財団医親会 海上ビル診療所 呼吸器内科 非常勤医師
西堀武明 長岡赤十字病院 感染症科 部長
林 悠太 国立病院機構東名古屋病院 呼吸器内科 内科系診療部長
坂上拓郎 熊本大学大学院生命科学研究部 呼吸器内科学講座 教授
平間 崇 東北大学病院 臓器移植医療部 講師
小橋吉博 淳風会健康管理センター大安寺 所長/川崎医科大学呼吸器内科
松本智成 一般財団法人大阪府結核予防会大阪複十字病院 内科,副院長
露口一成 国立病院機構近畿中央呼吸器センター 内科系部長,感染症研究部長,感染症内科医長
東郷威男 大崎市民病院 呼吸器外科 副科長
白石裕治 公益財団法人結核予防会複十字病院 呼吸器外科 呼吸器センター長
1:わが国の診療指針
2:病態─病型,画像上の特徴,臨床上の特徴
トピック 次世代の診療につながる最新知見
Ⅱ 各論:CQ編
1:疫学
1.なぜ日本,東アジアで多いのか?
2.本当にヒト─ヒト感染しないのか?
3.地域差はあるか?
2:検査・診断
1.慢性気管支炎や気管支拡張症をどうみて,鑑別するか?
2.質量分析法はどのように使うのか?
3.検査結果をどう解釈するか?
4.血清診断は可能か?
コラム 検査のための痰がとれない
3:治療
1.治療開始の判断は?
2.治療継続の期間は?
3.治療目標はどこに置くのか?
4.予後の見きわめは?
5.化学療法剤の使い分けは?
6.アブセッサス症の治療は?
7.副作用の頻度と対応は?
8.対症療法はどうする?
9.ストレスや栄養と,悪化機序との関係は?
10.合併症例:緑膿菌
11.合併症例:アスペルギルス
12.合併症例:免疫不全
13.薬の止めどき・替えどきは?
14.推奨レジメンが使えないときはどうするか?
15.線維空洞型,結節・気管支拡張型のフォローと予後はどうするか?
16.再発時の対応は?
17.いつ,どのような場合に外科に紹介するか?
執筆者一覧
編 者
菊地利明 新潟大学医歯学総合病院 呼吸器・感染症内科 教授
渡辺 彰 東北文化学園大学 医療福祉学部 抗感染症薬開発研究部門 特任教授
執筆者(執筆順)
番場祐基 新潟大学医歯学総合病院 高次救命災害治療センター/呼吸器・感染症内科 助教
菊地利明 新潟大学医歯学総合病院 呼吸器・感染症内科 教授
佐々木結花 国立病院機構東京病院 副院長,臨床研修センター長
中嶋真之一 般社団法人筑波麓仁会 筑波学園病院 呼吸器内科 科長
酒井千緒 筑波大学附属病院 呼吸器内科 病院講師
松山政史 筑波大学医学医療系 呼吸器内科 講師
南宮 湖 慶應義塾大学医学部 感染症学教室 教授
長谷川直樹 横浜市立市民病院
小坂 充 長野県立信州医療センター 呼吸器・感染症内科部長
山﨑善隆 長野県立信州医療センター 副院長,感染症センター長
森本耕三 公益財団法人結核予防会複十字病院 呼吸器センター・臨床医学研究科 医長
永井英明 国立病院機構東京病院 感染症内科 感染症センター長
大楠清文 東京医科大学 微生物学分野 教授
御手洗聡 公益財団法人結核予防会結核研究所 抗酸菌部 部長
木田 博 国立病院機構大阪刀根山医療センター 呼吸器内科 部長
北田清悟 北田内科・呼吸器内科 院長
前倉亮治 呼吸・抗酸菌研究所 所長,前倉医院
高橋 洋 宮城厚生協会坂総合病院 副院長 呼吸器科・感染症科
猪狩英俊 千葉大学医学部附属病院 感染制御部・感染症内科 教授(感染制御部長)
漆原崇司 千葉大学医学部附属病院 感染制御部・感染症内科/君津中央病院 呼吸器内科 部長
比嘉 太 独立行政法人国立病院機構 沖縄病院 呼吸器内科 副院長
萩原晟彦 大分大学医学部 呼吸器・感染症内科学講座
小宮幸作 大分大学医学部 呼吸器・感染症内科学講座 教授
藤田昌樹 福岡大学医学部 呼吸器内科学 教授
三木 誠 仙台赤十字病院 呼吸器内科 副院長兼呼吸器内科部長
桑原克弘 国立病院機構西新潟中央病院 呼吸器内科 統括診療部長
鈴木博貴 山形県立中央病院 呼吸器内科 診療科長
伊藤 穣 大津赤十字病院 呼吸器内科 第2部長
徳田 均 医療法人財団医親会 海上ビル診療所 呼吸器内科 非常勤医師
西堀武明 長岡赤十字病院 感染症科 部長
林 悠太 国立病院機構東名古屋病院 呼吸器内科 内科系診療部長
坂上拓郎 熊本大学大学院生命科学研究部 呼吸器内科学講座 教授
平間 崇 東北大学病院 臓器移植医療部 講師
小橋吉博 淳風会健康管理センター大安寺 所長/川崎医科大学呼吸器内科
松本智成 一般財団法人大阪府結核予防会大阪複十字病院 内科,副院長
露口一成 国立病院機構近畿中央呼吸器センター 内科系部長,感染症研究部長,感染症内科医長
東郷威男 大崎市民病院 呼吸器外科 副科長
白石裕治 公益財団法人結核予防会複十字病院 呼吸器外科 呼吸器センター長
序文
このたび『非結核性抗酸菌症マネジメント ─ 咳と痰をどう診るか? リアルワールドでのコツと工夫』の第2版が刊行の運びとなりました。「咳と痰」は診療所やクリニックを受診される方にとても多い主訴です。そこで本書は,慢性的な「咳や痰」を訴える患者さんの診療で必ず鑑別しなければならない非結核性抗酸菌症を取り上げました。
非結核性抗酸菌症は環境常在菌の吸入曝露によって発症しますので,すべての人が感染しうるcommon diseaseと言えます。一方で,診断や治療において多くの疑問が生じる「わかりにくい疾患」でもあります。初版では,環境常在菌である非結核性抗酸菌が検出された際の診断の妥当性,薬物治療の適応判断,さらにはマクロライド系薬や抗結核薬の多剤併用による長期治療における注意点など,実際の診療現場で生じる様々な疑問に答えることを目指し,総論と症例を交えた各論で構成致しました。
そして,その初版を刊行した2020年から5年あまりが経ちました。この5年の間に,注射用アミカシン・アジスロマイシン・イミペネム・クロファジミンが保険審査上認められるようになったことを受け,日本結核・非結核性抗酸菌症学会と日本呼吸器学会の合同で,化学療法に関する見解(成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解 ─2023年改訂─)が発表されました。また,抗GPL-core IgA抗体の保険収載とアミカシン硫酸塩吸入用製剤ALISの薬価収載を受け,同じく二学会共同で,診断に関する指針(肺非結核性抗酸菌症診断に関する指針 ─2024年改訂)とALISに関する使用指針(アミカシン硫酸塩 吸入用製剤に関する使用指針 ─ 改訂2024 ─)がそれぞれ発表されました。
このような見解・指針の改訂に加え,非結核性抗酸菌症の診断・治療に関する知見は大きく進歩してきています。そのため,第2版では「実臨床で直面することの多い課題への対応を,実際の症例を交えながらわかりやすく解説する」という初版のコンセプトを引き継ぎつつ,さらに最新のエビデンスや見解・指針の改訂を盛り込んで,より実践的な内容へとブラッシュアップしました。また,肺MAC症だけでなく,最近患者数の増加が目立ってきているアブセッサス症についても重点的に加筆しています。
本書が,慢性的な「咳や痰」を訴える患者さんの診療現場で,より一層お役立て頂けることを心より願っております。
2026年1月
菊地利明
非結核性抗酸菌症は環境常在菌の吸入曝露によって発症しますので,すべての人が感染しうるcommon diseaseと言えます。一方で,診断や治療において多くの疑問が生じる「わかりにくい疾患」でもあります。初版では,環境常在菌である非結核性抗酸菌が検出された際の診断の妥当性,薬物治療の適応判断,さらにはマクロライド系薬や抗結核薬の多剤併用による長期治療における注意点など,実際の診療現場で生じる様々な疑問に答えることを目指し,総論と症例を交えた各論で構成致しました。
そして,その初版を刊行した2020年から5年あまりが経ちました。この5年の間に,注射用アミカシン・アジスロマイシン・イミペネム・クロファジミンが保険審査上認められるようになったことを受け,日本結核・非結核性抗酸菌症学会と日本呼吸器学会の合同で,化学療法に関する見解(成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解 ─2023年改訂─)が発表されました。また,抗GPL-core IgA抗体の保険収載とアミカシン硫酸塩吸入用製剤ALISの薬価収載を受け,同じく二学会共同で,診断に関する指針(肺非結核性抗酸菌症診断に関する指針 ─2024年改訂)とALISに関する使用指針(アミカシン硫酸塩 吸入用製剤に関する使用指針 ─ 改訂2024 ─)がそれぞれ発表されました。
このような見解・指針の改訂に加え,非結核性抗酸菌症の診断・治療に関する知見は大きく進歩してきています。そのため,第2版では「実臨床で直面することの多い課題への対応を,実際の症例を交えながらわかりやすく解説する」という初版のコンセプトを引き継ぎつつ,さらに最新のエビデンスや見解・指針の改訂を盛り込んで,より実践的な内容へとブラッシュアップしました。また,肺MAC症だけでなく,最近患者数の増加が目立ってきているアブセッサス症についても重点的に加筆しています。
本書が,慢性的な「咳や痰」を訴える患者さんの診療現場で,より一層お役立て頂けることを心より願っております。
2026年1月
菊地利明