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症例に学ぶ 最新 腫瘍循環器診療戦略

第一線のエキスパートが、ここに集結!

症例に学ぶ 最新 腫瘍循環器診療戦略
がん治療の進歩に伴い、避けて通れない課題として標準化が進む腫瘍循環器学。本書は、日本における第一線のプロフェッショナルが集結し、最新の診療戦略を解説しました。
心血管障害を起こしうる治療法として、アントラサイクリンによる治療、分子標的治療、ホルモン療法、免疫療法、放射線療法、外科療法、内視鏡治療などを網羅。いま臨床現場で求められている情報を凝縮し、症例ベースの解説により診断から治療介入のタイミングまで、具体的かつ実践的な指針を提示します。
がんサバイバーの心血管リスク管理や、腫瘍循環器と関連する様々な学際領域の最新情報も紹介。がん治療に携わるすべての循環器医、腫瘍医の先生におすすめする一冊です。
がん治療の進歩に伴い、避けて通れない課題として標準化が進む腫瘍循環器学。本書は、日本における第一線のプロフェッショナルが集結し、最新の診療戦略を解説しました。
心血管障害を起こしうる治療法として、アントラサイクリンによる治療、分子標的治療、ホルモン療法、免疫療法、放射線療法、外科療法、内視鏡治療などを網羅。いま臨床現場で求められている情報を凝縮し、症例ベースの解説により診断から治療介入のタイミングまで、具体的かつ実践的な指針を提示します。
がんサバイバーの心血管リスク管理や、腫瘍循環器と関連する様々な学際領域の最新情報も紹介。がん治療に携わるすべての循環器医、腫瘍医の先生におすすめする一冊です。
編著
向井幹夫 (大阪がん循環器病予防センター 副所長)
編著
赤澤 宏 (金沢医科大学 総合医学研究所プロジェクト研究センター 戦略的研究部分子心血管研究分野 特任教授)
判型B5判 ページ数206 刷色2色部分カラー 版数第1版 発行日2026年04月01日 ISBN978-4-7849-2360-1 付録無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます) 診療科
紙の書籍
税込6,930

この商品は予約商品となりますので、ご発送は発売後となります。

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目次

1章 総 論
1 がん治療前マネジメント
 がん治療前の心血管合併症と発症予防
2 がん治療中マネジメント
 がん治療中の心血管合併症のフォロー,および診断と治療

2章 治療別マネジメント
1 Traditional Therapy
 1 アントラサイクリン系〜心筋毒性
 2 5-FUを投与した症例における虚血性心疾患,ワルファリンとの関連
 3 シスプラチンと血栓症
 4 シクロホスファミドを投与した症例
2 分子標的薬
 1 HER2阻害薬を投与した症例における心筋毒性
 2 血管新生阻害薬を投与した症例における心血管毒性
 3 遺伝子変異陽性肺がん:チロシンキナーゼ阻害薬を投与した症例における心筋毒性および血栓症
 4 TKIを投与した症例における肺高血圧
 5 プロテアソーム阻害薬の心血管毒性
 6 BRAF/MEK阻害薬,PI3K阻害薬による心筋毒性,高血圧
 7 FLT3,BTK阻害薬を投与した症例における不整脈,QT延長
3 ホルモン療法
 1 前立腺がん:アンドロゲン遮断療法と心血管合併症
 2 乳がん:ホルモン療法を施行した症例における血栓症,心毒性
4 免疫療法
 免疫チェックポイント阻害薬を投与した症例における心筋炎
5 放射線療法
 放射線療法を施行した症例における心血管合併症
6 外科療法
 外科療法における周術期合併症
7 内視鏡治療
 内視鏡治療施行例における腫瘍循環器

3章 がんサバイバー
 がんサバイバーにおける心血管リスクとその管理
4章 学際領域における最新情報
1 腫瘍腎臓病学・腫瘍循環器学:がん診療において注意すべき腎障害と心障害
2 腫瘍高血圧学と腫瘍循環器
3 腫瘍脳卒中学と腫瘍循環器
4 高齢者がん患者をどう治療していくか:“老年”腫瘍循環器の視点
5 小児腫瘍学と腫瘍循環器学
6 腫瘍産婦人科学における腫瘍循環器医の役割
7 腫瘍循環器薬学

序文

循環器医と腫瘍医の連携は,2011年に旧・大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)で腫瘍循環器外来が開設されて以来,多くの診療施設におけるがん診療の現場で積極的に行われるようになりました。2017年には東京大学の小室一成先生を中心として日本腫瘍循環器学会が設立され,2023年には「Onco-cardiologyガイドライン」が発刊されるなど,腫瘍循環器診療の標準化が着実に進んでいます。一方で,がん治療の進歩はさらに加速しており,新規抗がん剤の登場とともに,これまで想定されていなかった心血管合併症も明らかになってきました。わが国における新しいがん治療や合併症に関するエビデンスが十分でない現状では,症例ごとに異なるがん治療関連心血管障害に対し,経験に基づいたエキスパートオピニオンによる柔軟な対応が求められています。

このような背景のもと,2025年10月に第8回日本腫瘍循環器学会学術集会が大阪・千里の地で開催されました。学会テーマとして「Continuity and Change ─不易流行─(がんと循環器:古くて新しい関係)」を掲げ,多くの医師ならびにメディカルスタッフの皆様にご参集頂き,最新の知見をもとに活発な討論が行われました。

本書は, この第8回日本腫瘍循環器学会学術集会においてプログラム作成および学会運営を担って下さった, 腫瘍循環器診療の第一線で活躍されているエキスパートの先生方にご執筆をお願いして企画したものです。実臨床で経験された症例を軸に,腫瘍循環器外来に携わる多くの先生方に向けて,最新の知見を整理して頂きました。内容は,がん治療関連心血管障害を引き起こすことで知られている最も古いがん治療薬のひとつであるアントラサイクリンによる治療をはじめ,分子標的治療,ホルモン療法,免疫療法に加え,放射線療法,外科療法,内視鏡治療まで幅広く取り上げました。さらに,がん患者さんの予後改善に伴い重要性が増しているがんサバイバーの心血管リスク管理や,臓器横断的診療を行う腫瘍循環器学と各学際領域との関係をまとめて頂きました。

本学術集会で示された「大阪宣言2025 がんとあなたの心臓~Cure Cancer, Save Your Heart」は,すべての腫瘍循環器医が共有する願いです。本書が全国の腫瘍循環器診療の第一線でご活躍の先生方のお手元に届き,1人でも多くのがん患者さんのために役立つことを心より祈念いたします。

2026年3月
編者 向井幹夫,赤澤 宏