【写真と解説】
骨学実習アトラス
写真と図解で完全マスター! わかりやすさ抜群の骨学アトラス
目次
脊柱
脊柱の全景
椎骨の基本型
頚椎
胸椎
腰椎
仙骨
尾骨
胸郭
胸郭
胸骨
肋骨
上肢帯
鎖骨
肩甲骨
自由上肢
上腕骨
橈骨
尺骨
手根骨
中手骨
指骨
下肢帯と骨盤
寛骨
腸骨
坐骨
恥骨
骨盤
自由下肢
大腿骨
膝蓋骨
脛骨
腓骨
足根骨
中足骨
趾骨
頭蓋
1. 脳の容器としての頭蓋
頭蓋冠の外面
頭蓋冠の内面
内頭蓋底
外頭蓋底
2. 顔面の骨
眼窩
頬骨弓
鼻腔
骨口蓋
翼口蓋窩
下顎骨
舌骨
序文
解剖学は人体の「かたち」と「つくり」を理解する学問であって、決して暗記する(憶える)だけの学問ではない、とよくいわれる。しかし、諸君にも遠い幼い昔、日本語というコトバを懸命に憶えた時代があったはずである。さらに、人体という都市を旅行するには、市町村名、駅名、河川名、道路名を指し示すコトバである解剖学用語を憶えることはどうしても避けられないであろう。
骨学実習は文字通り、人体の骨組みを実際に手に取って観察するもので、この実習をとおして個々の骨および骨格の知識を修得することはもちろん、広く形態学的なものの見方、あるいは科学的観察態度を養うことを目的とする。たとえば、次のような解釈ないしは視点をもって、骨のかたちを観察してみよう。
1. 機能的な解釈。効率よく生活し、生きのびるためのかたち。
2. 個体発生・系統発生による解釈。たとえば5本の指の解釈。
3. 構造力学的解釈。たとえば脊柱の弯曲と板バネのモデル。
骨学実習は、ともすれば、実物と名称の対照に終わってしまいがちである。しかし、解剖学用語の裏には多くのものが秘められているので、これを諸君の目と手とそして頭脳で、ぜひとも明らかにして欲しい。
「憶える」の反対語は「忘れる」であるが、「理解する」の反対語はあるであろうか? みのりある実習を期待する。
著者