図解 身体診察
医療面接・身体診察のエッセンスを学びたい医学生・研修医必携!
目次
第1章 医療面接
1.医療面接での注意点と診察の流れ
患者・家族とのコミュニケーション
2.病歴聴取
3.診療録記載
第2章 身体診察
1.身体診察での注意点と診察の流れ
2.バイタルサインの診察
第3章 身体各部の診察
1.頭頸部診察
2.胸部診察─胸・背部
3.胸部診察─心臓
4.腹部診察
5.神経系診察
6.四肢の診察
第4章 各診療科診察
1.眼科診察
2.耳鼻咽喉科診察
3.乳腺外科診察─乳腺と腋窩の診察
4.婦人科診察
5.泌尿器科診察
6.皮膚科診察
7.小児科診察
第5章 ベッドサイドで学ぶ
1.クリニカルクラークシップ
2.臨床研修
診療に役立つ略語集
索 引
序文
診療科のいかんを問わず、医療において最も基本的かつ根本的な手法が「医療面接」と「身体診察」である。
いかに医学・医療が高度に発展したとはいえ、患者さんの症状をきめ細かく聴き、そして医師の五感を使って患者さんの身体に生じている異常所見を確認する手技は、医療の実践において未来永劫、欠かすことができないであろう。これらは同時に、患者と医師の間に良好な人間関係を築く上でもきわめて重要である。
しかしながら、これほど重要な医療面接、身体診察であるにもかかわらず、医学教育の場においては必ずしも重要視されてこなかった経緯がある。ややもすれば高度の医学・医療を教育することに主眼が置かれ、ごく初歩的な手技に時間を割くことが少なかったのではないかと反省される。また、適切な教科書がなく、講義時間が十分でなかった点もあげられるであろう。
そこで、このたび日本医事新報社からの依頼を受けて、医療の基本となる「医療面接」「身体診察」を理解しやすいように、図解のテキストを作成することにした。特に身体診察の手法は、解説を読んでも理解しにくいことが多く、思い切って説明文は簡略化し、一目でわかるテキストになるよう編集した。
医学生にとっては臨床実習の現場で、また臨床研修医にとっては医療の現場で役立つように心がけた。医療面接、身体診察は内科系が中心にはなるが、外科系、眼科、耳鼻咽喉科、婦人科、泌尿器科、皮膚科、小児科などの診察にも役立つよう、それぞれの専門家に執筆してもらい、また、クリニカルクラークシップのあり方や臨床研修の実際についても収載した。
ぜひ医学生、臨床研修医諸君に本書をご活用いただき、医療面接、身体診察が有効に行われるようにしていただきたい。
なお、本書の姉妹編として、『図解 基本手技』も上梓される予定である。これは診察手技に加え、医学生、臨床研修医が身につけておくべき基本手技の手法を、イラストでわかりやすく解説したテキストである。本書と併せてご活用いただければ、より効果的であると確信する。
最後に、本書の執筆にご協力いただいた諸先生方に心から感謝する。
2008年1月
編者 奈良信雄
レビュー
奈良信雄/医歯大 教授
自著紹介
診療科のいかんを問わず、医療において最も基本的かつ根本的な手法が「医療面接」と「身体診察」である。そこでこのたび、日本医事新報社からの依頼を受けて、医療の基本となる医療面接と身体診察を理解しやすいように図解のテキストを作成した。特に身体診察の手法は、解説を読んでも理解しにくいことが多く、思い切って説明文は簡略化し、一目でわかるテキストとなるよう編集した。 医療面接、身体診察は内科系が中心にはなるが、外科系、眼科、耳鼻咽喉科、婦人科、泌尿器科、皮膚科、小児科などの診察にも役立つよう、それぞれの専門家に執筆してもらい、また、クリニカルクラークシップのあり方や臨床研修の実際についても収載した。 医学生にとっては臨床実習の現場で、また臨床研修医にとっては医療の現場で役立つよう心がけた。ぜひ医学生、臨床研修医諸君に本書をご活用いただき、医療面接、身体診察が有効に行われることを願っている。