知っておきたい消化管疾患70
絶対知っておきたい消化管疾患!豊富な写真と平易な解説で学ぼう
目次
1 食道炎/マロリー・ワイス症候群/特発性食道破裂/アカラシア
2 早期食道癌
3 進行食道癌
4 食道静脈瘤/胃静脈瘤
5 慢性胃炎
6 胃潰瘍
7 早期胃癌
8 進行胃癌
9 胃悪性リンパ腫
10 胃ポリープ/腺腫/粘膜下腫瘍/肉腫
11 十二指腸潰瘍
12 十二指腸腫瘍
13 胆嚢胆石/胆嚢ポリープ/胆嚢癌
14 胆道結石/胆道癌
15 慢性膵炎/膵癌/膵嚢胞
16 感染性腸炎/虚血性大腸炎
17 潰瘍性大腸炎/クローン病
18 大腸ポリープ/ポリポーシス
19 早期大腸癌/進行大腸癌
20 下部消化管の粘膜下腫瘍/カルチノイド/悪性リンパ腫
序文
消化器病の画像診断は他の分野に比較して、その質においても、量においても、優れて豊富である。それゆえ、視覚的に典型例を学習し、記憶にとどめることが大切であると思う。消化管の病変は機能性疾患を除けば、炎症性病変と腫瘍性病変に大別できるし、胆膵病変ではそれに結石症が加わる。炎症性病変には拡がりがあり、腫瘍性では限局性であるという一般的な特徴がある。内視鏡ではそれに色調の特徴が加わる。CTや超音波では臓器と病変のオリエンテーションが大切である。それに加えて正確な診断名を把握しておけば完璧であろう。それぞれの項には鑑別上の診断の要点とともに、類似疾患についても記述があるので大いに参考になることであろう。
ここに取り上げられた病変は、月刊『junior』「知っておきたい画像所見 消化管疾患」欄にて収載されたものであり、この度単行本として編纂・出版されることになった。資料は主として癌研病院の消化器センター内科、健診センター、化学療法科からのもので、東京都立駒込病院内科、昭和大学藤が丘病院消化器内科、国際親善総合病院消化器内科、横浜旭中央総合病院内科からもご提供いただいた。高橋寛癌研有明病院健診センター所長と、それぞれの執筆者の方々に厚く御礼を申し上げたい。
画像診断学の学習に、わかりやすい必携の参考書として本書を是非お勧めしたい。
2006年5月
藤田力也