足のスポーツリハビリテーション
医師と「共通言語」を持ってリハビリテーションを行うための1冊!
目次
1章 総論
1 足部・足関節の解剖
2 足部・足関節のバイオメカニクス
3 足部・足関節に影響を及ぼす運動連鎖とその評価
4 足部・足関節のスポーツ診療におけるコンディショニングとリコンディショニング
2章 足のスポーツ疾患
1 足関節捻挫
2 距骨骨軟骨損傷
3 足関節前方インピンジメント症候群
4 足関節後方インピンジメント症候群
5 アキレス腱断裂
6 アキレス腱障害
7 足底腱膜炎
8 Lisfranc関節損傷
9 Jones骨折(第5中足骨疲労骨折)
10 疲労骨折
11 足関節果部骨折
序文
私は2003年に医学部を卒業して整形外科医となり,2011年から超音波を用いたスポーツ診療に明け暮れる毎日を送っています。足の外科をサブスペシャリティのひとつとしているため,これまでに数多くの足のスポーツ傷害を診てきました。足には多くの骨や筋腱,靭帯があるため,その解剖も運動も非常に複雑です。足のスポーツ診療に本格的に取り組んで10年以上経った今も,いまだに診断や治療に悩むケースはとても多いです。
足を専門としていても一筋縄ではいかない足のスポーツ診療に対して,どのようにアプローチしていくのがよいのか,その答えが本書にあると考えています。医師だけ,セラピストだけでアプローチしていくのではなく,医師やセラピスト・トレーナーたちが協力してアプローチする必要があります。そのため,本書の総論では足の解剖やバイオメカニクス,運動連鎖,コンディショニングとリコンディショニングについて,スポーツ医や理学療法士,アスレティックトレーナー,柔道整復師と多職種にわたるスペシャリストの先生方に詳述していただきました。
足のスポーツ診療に対して,医師やセラピスト・トレーナーたちが協力してアプローチするというのびしろしかない分野の先駆けとなる教科書を,次世代を担う若手の先生たちが中心になって作り上げてくれました。この場をお借りしまして,執筆していただいた先生方および日本医事新報社に深謝いたします。
足のスポーツ傷害に対するリハビリテーションを行っていく中で,悩ましい症例に出会った際に本書が道標となってくれましたら幸いです。