整形外科医のための 膝のスポーツ診療のすべて
目次
1章:総論
- 膝周囲の解剖
- 膝関節のバイオメカニクス
- 膝周囲の運動連鎖
- 膝のスポーツ診療における診察法(身体所見を中心に)
- 膝のスポーツ診療に有効な画像診断
- 見逃してはならない疾患
2章:膝のスポーツ疾患
- 膝あ前十字靱帯(ACL)損傷(ハムストリングを用いた再建)
- ACL損傷(膝蓋腱を用いた再建)
- ACL損傷(骨端線閉鎖前)
- 膝内側側副靱帯(MCL)損傷
- 膝後十字靱帯(PCL)損傷
- スポーツ選手の半月板損傷
- 反復性膝蓋骨脱臼
- 分裂膝蓋骨
- 膝蓋骨骨折
- 離断性骨軟骨炎
- 腸脛靱帯炎(ランナー膝)
- ジャンパー膝(膝蓋腱症)
- Osgood-Schlatter病
- Baker嚢胞
- 肉離れ
序文
「膝」のスポーツ診療の必要十分な内容を網羅した教科書が完成しました!
これまでのスポーツ整形外科の教科書には,よく診る疾患についてのみ記載のあるものや,必要のないと思われる事柄が長々と書かれていたり,予防やトレーニングについて記載がないものがありました。これでは,スポーツ整形外科を勉強したい先生にとって本当に有用とはいえないと思い,本書ではこのような問題点をすべて解決するように致しました!
膝のスポーツ疾患をみる医療者として,病院で,そして現場で,本当に必要な知識や重要な事柄は何なのか?
執筆者に名前を連ねている先生方はみな第一線でスポーツ診療を行っております。だからこそ,本当に必要な知識や重要な事柄をよくご存じで,ポイントをおさえて執筆できるのです。本書で取り上げた疾患について,よく診る重要な疾患は「より詳細に」解説していただき,多くのページ数を割きました。一方で,希少な疾患は必要十分に解説していただき,項目によってボリュームにメリハリがあるように努めました。
日々,医療者がスポーツ選手の診療で経験する諸問題があります。
このような問題に直面した際に手に取りたい教科書……それが本書です。困った際に該当するページをパッと見ただけで診療でのポイントがわかり,痒いところにも手が届きます。とにかく網羅的で,とりあえず1冊持っておきたいような面倒見の良い教科書です。
これからスポーツ整形外科を専門にしたいと思っている若手の先生,スポーツ整形外科の知識をますますブラッシュアップしたい先生など,経験年数を問わず「この本に出会えてよかった!」と思える最高の出来になりましたので,ぜひぜひ皆さま,手に取っていただけましたら幸いです。