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外耳道湿疹

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-04
吉田友英 (東邦大学医療センター佐倉病院耳鼻咽喉科准教授)
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  • ■疾患メモ

    外耳道は,軟骨部外耳道と骨部外耳道とにわけられる。外耳道は非常に刺激を受けやすい部位であり,特に軟骨部外耳道は浅いところに位置するため,指,耳かき,綿棒などの刺激を受けやすい。

    症状は,耳のかゆみ,耳漏(滲出液の漏出),外耳道の薄い痂疲皮などである。耳を触らないように指導することが大切である。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    外耳道湿疹は,耳を触る習慣のある人に起こりやすい。耳を掃除する習慣は人によって様々であるが,毎晩風呂上がりに行う人も多い。そのような人は,普段から耳がかゆくなり,耳を触るという悪循環ができ上がってしまう。後藤は,これをかゆみの悪循環と言っている1)。耳に水が入った場合に触ると,皮膚がより傷みやすい。

    外耳道湿疹は,非常に長い間の皮膚刺激によってつくられる。特にアレルギーのあるアトピー体質の場合はなおさらであり,慢性そう痒感によって指や綿棒でこすることが多くなる。皮膚は,角化層がこすられることで菲簿化し,湿潤やそれに感染を伴うとかゆみが出現する。かゆみのために皮膚刺激を続けると,皮下組織からの滲出液の漏出と感染が進み,いっそうかゆみを増して乾燥し痂皮を作る(図1)。かゆみと皮膚の発赤・湿潤の繰り返しになり,滲出液に感染が加わるとさらにかゆみが増してくる。皮膚湿疹はこするほどその範囲が広がり,外耳道入口部周囲や耳介にまで広がってくる。

    18_02_外耳道湿疹

    【検査所見】

    外耳道皮膚は,耳垢腺から分泌される耳垢の除去などで皮膚面を傷める機会が多い。特に外耳道皮膚は,顔面や体表面の皮膚よりも薄いために傷がつきやすい。皮膚が菲薄化して滲出性耳漏が出てくる場合は細菌培養検査を,かゆみがとれないなど難治性の場合にはアレルギー検査を行う。

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