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副腎腫瘍

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-30
川村幸治 (千葉大学医学部附属病院泌尿器科学講師)
今本 敬 (千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学講師)
市川智彦 (千葉大学大学院医学研究院病態制御学研究部門遺伝子病態学講座泌尿器科学教室教授)
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  • ■疾患メモ

    副腎腫瘍は組織学的には,副腎皮質腺腫,副腎皮質癌,褐色細胞腫,血管筋脂肪腫,骨髄脂肪腫,脂肪肉腫,神経鞘腫,神経芽腫,神経節種,悪性リンパ腫,転移性副腎腫瘍など多岐にわたる。

    発生頻度的には多くが良性腫瘍だが,内分泌臓器である性質上,良性腫瘍でも腫瘍から様々なホルモンの過剰産生をきたすことがある。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    内分泌活性を有する副腎腫瘍の場合,過剰産生されるホルモンの種類によって多様な症状をきたす。

    原発性アルドステロン症:高血圧,低カリウム血症,易疲労感,四肢脱力感,多尿など。

    クッシング症候群:満月様顔貌,水牛様脂肪沈着,中心性肥満,筋力低下,皮膚線条,精神症状,耐糖能異常,高血圧,骨塩減少,易感染性,月経不順,浮腫,にきび,多毛,色素沈着,皮下溢血など。

    褐色細胞腫:高血圧,高血糖,頭痛,代謝亢進,発汗過多(5H)など。

    内分泌非活性腫瘍:無症状のことが多いが,悪性腫瘍の場合は腫瘍の増大などに伴い腹痛,腹部膨満などの症状をきたす場合もある。

    【検査所見】

    種々の画像検査と内分泌学的検査で腫瘍の質的診断を行っていく。

    コルチゾールやカテコラミンの過剰産生の有無の診断は,外科的摘除を行うにあたって周術期管理上,特に重要である。

    画像検査としてはCT,MRI,FDG-PET,131I-アドステロールシンチグラフィ,131I-MIBGシンチグラフィなどが質的診断に有用だが,術前画像診断での良悪性の明確な判別は困難な場合も多い。

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