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植物アレルギー

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
岡本美孝 (千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学教授)
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  • ■疾患メモ

    植物によって引き起こされるアレルギー疾患として,代表的なものに花粉症がある。

    クラス2食物アレルギーとして,花粉感作により花粉抗原と交差反応性を有する食物抗原を摂取することで引き起こされる花粉-食物アレルギー症候群(口腔アレルギー症候群),そのほか花粉喘息や植物による接触性アレルギーなどが存在するが,ここでは花粉症を中心に記載する。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    花粉を原因アレルゲンとして生じる鼻粘膜のⅠ型アレルギー疾患で,原則的には発作性反復性のくしゃみ,水性鼻漏,鼻閉を3主徴とする。

    花粉症を引き起こす花粉は国内では60種類以上ある。大別すると樹木花粉と草木花粉があり,前者としてはスギ,ヒノキ,シラカバなどが,後者としてはカモガヤ,ヨモギ,ブタクサなどが代表的である。

    スギの植生は沖縄および,北海道北部を除いて広く分布する。

    ヒノキ花粉は,従来よりスギ花粉と共通抗原を有し,分布は関東以西に多く,花粉飛散開始日はスギ花粉飛散の開始に遅れるが,飛散パターンは地域により大きく異なる。

    花粉-食物アレルギー症候群では原因となる果実や野菜などを摂取することで,口唇,口腔粘膜のかゆみや腫れ,咽喉頭のイガイガ感がみられる。

    【検査所見】

    Ⅰ型アレルギー疾患であり,常に抗原の検索を考慮することが重要である。

    花粉飛散期の鼻内所見としては,水性鼻汁を伴った鼻粘膜の発赤腫脹,鼻汁には多数の好酸球浸潤がみられ,皮膚テスト,あるいは血清特異的IgE抗体検査で花粉特異的IgE抗体が検出される。

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