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都会とは全く違う地方の受験準備

登録日:
2019-07-12
最終更新日:
2019-07-12

全国の高校生や小学5年生が受験勉強に切磋琢磨している中、同じ日本であっても受験レベルの高い私立高校がない地方都市では子供たちは全く違う時間の過ごし方をしています。

ここ出雲市の高校生や小学生は、放課後や土日は塾ではなく野球をしています。長男は地元の公立高校に入学して野球部に入り、中学からのポジションであるキャッチャーをしています。小学5年生の次男は左利きを生かしてピッチャーをしています。もし東京在住ならば、二人は野球をせず、学習に時間を割いた過ごして方をしていると思います。

アマチュア野球で「野球10年」という言葉があります。小学3年生から、中学、高校と野球に10年関わる道のりのことを言います。長男は公立高校なので大学受験も念頭に置いての部活ですが、今のところ疲れた様子もなく帰宅するので、3年の夏まで何とかいけそうです。目指す大学は都会の方との競争になるので、それなりの対策と準備が必要です。

一方次男は、一つしかないマウンドを目指して何人もの選手と競うため、毎日の練習が必要です。練習試合で投げさせてもらうことがあっても、ストライクを投げ続けてゲームを作らないといけません。打たれてもナイスプレーで味方にアウトを取ってもらうと、その親子に感謝の気持ちでいっぱいになりますし、フォアボールで自滅すると申し訳ない気持ちで辛くなります。連戦となると、身体への負担がかからないようにしないといけないので大変です。長男はピッチャーではなかったので分からなかったのですが、野球の世界は小学生からトッププロまで、敵味方ともにピッチャーのご家庭はどこも頭と心に相当のストレスがかかっているのです。

■国土の一部として地方を大切にする考え方に共感

その長男ですが、高校入学前の春休み体験として、ある政府機関を訪問させていただく好機に恵まれました。対応してくださった方によると、国家公務員は都会育ちが人口比からみて多いものの、日本全体を考える際に地方出身者の視点は大切とのこと。私たちが地方の人間なので、気を遣ってくださったと思うのですが、確かに、島根県の人口は少ないものの、森林面積、海岸線の長さは重要な国の資産です。若者が求めるグローバルで進歩的な生活というと、都会や海外を目指す方が多いと思いますが、国土の一部として地方を大切にするという考え方にはとても共感できました。

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