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世界患者安全サミットが日本で開催─『東京宣言』を取りまとめ

No.4904 (2018年04月21日発行) P.19

登録日: 2018-04-16

最終更新日: 2018-04-16

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第3回閣僚級世界患者安全サミットが13~14日に都内で開かれた。最終日には、有害事象やリスクを低減するために2030年までに実行すべき項目を示した『東京宣言』を日本、英国、ドイツが取りまとめた。

閣僚級世界患者安全サミットは各国や国際機関のリーダーに患者安全の重要性を浸透させる目的で2016年に英国で初めて開催。3回目となる今回は、世界保健機関(WHO)など国際機関や46カ国から約500名が参加した。

宣言では、低・中所得国を含む世界各国で、患者安全に関する世界的運動を展開するために緊密に連携することや、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを支払い可能な費用で受けられること)の達成に向けた努力を行うと同時に、医療政策において患者安全を優先することを確認。さらに、有害事象を確実に削減するため、患者安全の取組のシステム化やリスクに関する知識、ベストプラクティスの共有などを進めるとした。毎年9月17日を「世界患者安全の日」に定めることをWHOに提案することも盛り込んだ。

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