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【論点】肥満2型糖尿病患者に使用すべき薬剤─SGLT2阻害薬かGLP-1受容体作動薬か

No.4895 (2018年02月17日発行) P.20

細井雅之 (大阪市立総合医療センター糖尿病・内分泌センター糖尿病内科部長)

上野宏樹 (大阪市立総合医療センター糖尿病・内分泌センター糖尿病内科医長)

登録日: 2018-02-16

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Bを選びます。注射薬である点,価格の点からは,SGLT2阻害薬に比べて不利です。ところが,食欲抑制,減量効果,血糖改善の面からは,長期的にはGLP-1受容体作動薬が有利であると考えます。まず,SGLT2阻害薬を使用して2次無効になった例などは,早期にGLP-1受容体作動薬への切り替え,あるいは併用を考えたい。もちろん,大前提には,食事療法,運動療法の見直しが必須です。

1 背景

わが国全体の2型糖尿病患者の治療成績として,糖尿病データマネジメント研究会(Japan Diabetes Clinical Data Management Study Group:JDDM)のデータが有名である。様々な薬剤の登場で平均HbA1cは低下してきている一方,BMIの増加〔24.17(2003年)→25.00(2013年)〕が問題となっている。そこで,肥満2型糖尿病患者の治療に困る場合が多い。肥満2型糖尿病患者に使用可能で,減量効果が認められている薬剤は現在,SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)の2種類である。どちらを選択すべきか迷うケースが増加してきた。

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