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特集:インフルエンザ合併症にいち早く対処する

No.4886 (2017年12月16日発行) P.27

監修: 畠山修司 (自治医科大学附属病院総合診療内科/感染症科准教授)

登録日: 2017-12-15

最終更新日: 2017-12-13

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監修:畠山修司(自治医科大学附属病院総合診療内科/感染症科准教授)

監修のことば

インフルエンザは,古くて常に新しい疾患である。今年,2009年にA(H1N1)pdm09ウイルスが出現して以来初めて,H1N1ウイルスのワクチン株が変更された。8年たっていよいよ,目に見える形で抗原性の変異が生じてきたことから,今シーズン(2017-18)はA(H1N1)pdm09の流行が予想される。一方,既存のノイラミニダーゼ阻害薬やRNAポリメラーゼ阻害薬とは異なる,新たな作用機序の抗インフルエンザ薬(キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬・経口単回投与)の実用も目前に迫った。

とりわけ合併症の高リスク者には,早期に診断し適切に治療することが重要であるのは論を俟たないが,インフルエンザの合併症についても新しい知見がますます得られてきている。相手と己をよく知った上で,インフルエンザとその合併症に対峙できるよう,本特集が活用されれば幸いである。

■目次

1 インフルエンザに関連する肺炎
埼玉県立循環器・呼吸器病センター呼吸器内科部長 高柳 昇

2 インフルエンザ脳症・Reye症候群
愛知医科大学客員教授/小児科 森島恒雄

3 インフルエンザの心臓および筋肉合併症
東京大学医学部附属病院感染症内科/東京大学医科学研究所感染免疫部門ウイルス感染分野 十菱大介

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