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特集:今こそ考える成人に必要なワクチン

No.4771 (2015年10月03日発行) P.19

菅沼明彦 (がん・感染症センター都立駒込病院感染症科医長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-10

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監修:菅沼明彦

予防接種に関しては,成人への接種よりも小児期の定期接種にスポットライトが当てられ,海外とのワクチンギャップについて議論がなされることが多かった。しかし,近年,急速にその差は縮まり,2016年からは,B型肝炎ワクチンのuniversal vaccinationも開始される予定である。
こうした中で,成人を対象とした予防接種にも眼が向けられてきている。医療の発達と社会における超高齢化の進行は,感染症に対する高リスク群の増加につながり,予防接種による感染症予防が重要な課題となっている。また,病院関連感染の防止が重視される中で,我々医療従事者への予防接種の普及も重要な課題となっている。
この特集では,成人への予防接種と題して,「基礎疾患を有する者への予防接種」「高齢者と予防接種」「医療従事者と予防接種」のそれぞれのトピックスについて,各執筆者に概説をお願いした。高齢者,各種基礎疾患の診療を担っている医療従事者,ワクチンプログラムの作成にかかわる院内感染対策担当者の一助となれば幸いである。

1 基礎疾患を有する者への予防接種
がん・感染症センター都立駒込病院感染症科 柳澤如樹

2 高齢者と予防接種
がん・感染症センター都立駒込病院感染症科医長 菅沼明彦

3 医療従事者と予防接種
がん・感染症センター都立駒込病院小児科医長 城 青衣

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