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CASE32 自己抗体陽性の落とし穴/様々な自己抗体陽性を呈した50歳女性[CAUTION!臨床検査の落とし穴]

登録日: 2014.03.22 最終更新日: 2026.02.21

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【症例紹介】

50歳女性。2カ月続く37~38℃台の発熱,体重減少,倦怠感で受診。発症は緩徐であり,それ以外に,呼吸器症状,消化器症状,神経症状はない。診察上,バイタルサインは安定。軽度の心雑音を認めるほか,両下腿伸側に隆起性の小さな紅斑を認める。血液検査では白血球数,生化学一般は正常。検査結果を表1に示す。膠原病疑いで当院紹介となった。下腿の皮膚病変からの生検結果は白血球破砕性血管炎であった。


検査値のどこに悩んだか

本例では,血管炎の臨床像〔糸球体腎炎(血尿+蛋白尿),皮膚血管炎,関節炎,発熱,炎症反応高値,体重減少〕に加えて,複数の自己抗体(ANA,RF,PR3-ANCA)が陽性を呈している。臨床症状に加えて,検査所見から前医が全身性血管炎を疑うのも無理はない。しかし,同じような所見を呈するが,膠原病ではない病態を見逃してはいないだろうか?


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