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CASE30 重炭酸塩と電解質異常/症例1:偶然発見された重度低ナトリウム血症,低カリウム血症の85歳女性 症例2:術後食思不振を起こした76歳男性[CAUTION!臨床検査の落とし穴]

No.4692 (2014年03月29日発行) P.111

田中まゆみ (田附興風会医学研究所北野病院総合内科主任部長)

登録日: 2014-03-22

最終更新日: 2017-08-02

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  • 症例1:偶然発見された重度低ナトリウム血症,低カリウム血症の85歳女性

    【症例紹介】

    【主訴】不正性器出血
    【病歴】不正性器出血で救急受診。表1のような著明な代謝性アルカローシスと電解質異常がみられ,精査加療のため入院となった。意識障害や嚥下障害はないが2週間前から食欲が低下してきたとのことであった。発熱なし,下痢,嘔吐なし。
    【既往歴】認知症,陳旧性脳梗塞,糖尿病,高血圧,脂質異常症,めまい症,便秘症。
    【処方内容】アスピリン,ユビデカレノン,イソプレナリン,チアプリド,メトプロロール,マニジピン,トリクロルメチアジド,フロセミド,イソプロテレノール,ベザフィブラート,プロピベリン,センナエキス,酸化マグネシウム,炭酸水素ナトリウム/無水リン酸二水素ナトリウム坐剤。
    【アレルギー歴】なし【家族歴】特になし
    【社会歴】喫煙歴・飲酒歴なし。介護保険は要介護3。長女と同居。


    検査値のどこに悩んだか

    検査値の異常に比し患者の全身状態がよかったこと。

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