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特集:期待される肺癌の低侵襲手術

No.4735 (2015年01月24日発行) P.17

小田 誠 (ニューハート・ワタナベ国際病院院長・呼吸器外科部長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-15

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監修:小田 誠

わが国における死因の第1位は悪性腫瘍であり,そのうち肺癌による死亡が最多である。年間3万5000件以上施行されている肺癌手術の約8割が臨床病期Ⅰ期であり,腫瘍径2cm以下の小型肺癌も増加している。肺癌手術の原則は「肺葉切除(または肺全摘)およびリンパ節郭清」であるが,手術器具やモニター類の発展により胸腔鏡下手術も増加している。肺癌の低侵襲手術として,肺機能温存のための肺区域・部分切除およびリンパ節郭清の省略に関しても検討されている。
本特集では,肺癌の低侵襲手術としての胸腔鏡下肺切除術,ロボット支援下肺切除術とともに,積極的縮小手術の現状をも浮き彫りにし,さらなる低侵襲化への方向性を探る。

1 積極的縮小手術
岐阜大学大学院医学系研究科病態制御学講座高度先進外科学分野准教授(臨床教授) 岩田 尚

2 胸腔鏡下肺切除術
ニューハート・ワタナベ国際病院院長・呼吸器外科部長 小田 誠

3 ロボット支援下肺切除術
鳥取大学医学部器官制御外科学講座胸部外科学分野教授 中村廣繁

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