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うつ病と頭痛の関係はどのようになっているか? 【いずれもセロトニン代謝異常が発症に関与】

No.4849 (2017年04月01日発行) P.66

上野孝之 (東邦大学医学部心身医学講座)

端詰勝敬 (東邦大学医学部心身医学講座教授)

登録日: 2017-03-29

最終更新日: 2017-03-28

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  • うつ病と頭痛の関連について,病態生理と抗うつ薬による治療反応性に関する知見を主要文献とともにご教示下さい。

    (質問者:岐阜県K)


    【回答】

    うつ病と頭痛の関連については,(1)うつ病の部分症状の頭痛の場合,(2)頭痛によってうつが生じる場合,(3)同一患者にうつと頭痛が共存する場合,の3つのパターンが存在し,互いに影響しあっている状態が考えられます1)

    (1)うつ病の部分症状の頭痛の場合
    うつ病自体は基本的には精神症状を主体としていますが,頭痛をはじめとする身体症状を伴うことも多くあります。頭痛の性状については決まった特徴はありませんが,片頭痛や緊張性頭痛の様相をとることがあります。この場合,頭痛は精神疾患の治癒後3カ月以内に消失または著明改善するとされています。

    (2)頭痛によってうつが生じる場合
    日常生活に支障をきたす頭痛が慢性的に持続することで,二次的にうつ状態に陥りやすく,そのことが頭痛の原因ともなり,悪循環となります。

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